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『ビッグ・ウェンズデー』サーフィン映画の原点にして金字塔。そして衝撃の日本語主題歌

『ビッグ・ウェンズデー』サーフィン映画の原点にして金字塔。そして衝撃の日本語主題歌

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信じがたい巨大波、公開時は圧巻だったサーフィン映像



 映画的ダイナミズムを実現させるスポーツのひとつが、サーフィン。過酷なほど高い波に挑むサーファーの姿は、海の美しさ、スケールの大きさと相まって、観る者の心を鷲掴みする。サーフィンを題材にした映画は近年も数多く目にするが、その「原点」と多くの人が認めるのは、『ビッグ・ウェンズデー』ではないか。


 1960年代、ザ・ビーチ・ボーイズなど、アメリカ西海岸の若者文化を反映した「サーフ・ミュージック」が流行。それに伴って、ハリウッドでも何本かサーフィン映画が作られた。しかしそのどれもが、主演スターたちが髪も濡らさずに波に乗るような作品ばかり。サーフィンの醍醐味をとらえたのは、ドキュメンタリーくらいしか見当たらない時代だった。



 クレジットなしの『ダーティハリー』(71)や、『大いなる勇者』(72)などで脚本家として頭角を現したジョン・ミリアスは、自らの脚本を自分でコントロールすべく監督に進出。『デリンジャー』(73)、『風とライオン』(75)と傑作を放ち、監督3作目に選んだのが、1978年(日本公開は1979年)の『ビッグ・ウェンズデー』だった。ミリアス自身、60年代、サーフィンに夢中の青春時代を過ごし、この作品のアイデアも10年近く温めてきた。


 『ビッグ・ウェンズデー』というタイトルは、60年代初期に、ジョン・シーバーソンが撮った最初のサーフィン映画にちなんでつけられた。シーバーソンは、ドキュメンタリー映画や雑誌の創刊などでサーフィン文化に生涯を捧げた人。本作では、カリフォルニアの海岸に水曜日にやって来るという世界最大級の波を「ビッグ・ウェンズデー」と呼び、サーファーたちの夢の象徴としている。




 実際に本編では、目を疑うような信じがたい巨大な波が映像に収められている。CGなど使われない時代なので、その高さと迫力は観客を圧倒した。ただし、究極のサーフィンの妙技を見せているのは、オーストラリア・チャンピオンなどプロのサーファーたち。スタントダブルである。注意して観れば、明らかに顔が違っていたりするのだが、公開当時の観客は、それも素直に受け止めた。波のトンネルをくぐり抜けるチューブライドなど、それまで多くの人が目にしたことのなかった映像が詰め込まれ、まっすぐにサーフィンの魅力が追求されていたからだ。



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