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『ポリス・ストーリー/香港国際警察』ジャッキー映画史上、最高の体技×スタント×コメディのフルコース

(c)Photofest / Getty Images

『ポリス・ストーリー/香港国際警察』ジャッキー映画史上、最高の体技×スタント×コメディのフルコース


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ジャッキーが目指した刑事アクションの決定版



 ジャッキ―・チェンの最高傑作は?という問いへの答えに必ずあがるのが『プロジェクトA』(83)と『ポリス・ストーリー/香港国際警察』(85) だろう。筆者は断然『ポリス・ストーリー』派である。『プロジェクトA』が、サモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウというスターとの共演作であるのに対し、『ポリス・ストーリー/香港国際警察』はジャッキー・チェンの独壇場。全編、ジャッキーの美味しい所ばかりで構成されており、成龍至上主義者にはたまらないご馳走である。


 本作を観返すと『七人の侍』(54)を撮った時の黒澤明の意気込みを思い出す。「私はこの作品で観客に腹いっぱいご馳走を食べさせて、『これで満足した!』と言わせたい」。


 ジャッキーも『ポリス・ストーリー/香港国際警察』によってアクションコメディのフルコースを観客に提供しようとしたに違いない。それほど本作には隙がない。



 本作製作のきっかけは前作『プロテクター』(85)だったという。ハリウッドで撮った刑事アクション『プロテクター』においてジャッキーはあくまで「出演者」、自分の思ったようにアクション演出ができず、その出来に大いに不満だったという(そのためアジア地域ではジャッキーが香港で追加撮影を行い再編集したものを公開した)。


 「これが本物の刑事アクションだ」というものを作りたい。70年代からカンフースターとしてキャリアを築いてきたジャッキーが、刑事アクションの決定版に挑んだのが本作だったのだ。


 そのため、『ポリス・ストーリー/香港国際警察』では、カンフー的な体技に加え、スタントアクションの比重をそれまでより増やすことで、よりモダンなイメージを付与、今も続くジャッキーアクション映画のエポックともいえる作品となっている。では、本作はどのようにして生み出されたのか。



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