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『ユージュアル・サスペクツ』策士クリストファー・マッカリーが創り上げた、サスペンス映画の傑作※注!ネタバレ含みます。

(c)Photofest / Getty Images

『ユージュアル・サスペクツ』策士クリストファー・マッカリーが創り上げた、サスペンス映画の傑作※注!ネタバレ含みます。

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『パブリック・アクセス』の成功、そして『ユージュアル・サスペクツ』へ



 クリストファー・マッカリーとブライアン・シンガーは、実は同じウェスト・ウィンザープレインズボロ南高校出身の友達同士(ちなみに俳優のイーサン・ホークも同じ高校出身である)。行き当たりばったり人生のクリストファー・マッカリーとは異なり、ブライアン・シンガーは10代から8ミリ映画を撮り始め、ニューヨークシティ映像芸術学院と南カリフォルニア大学映画学科で基礎を学び、着実にフィルムメーカーとしてのキャリアを積もうとしていた。


 好対照の人生を歩んだ2人は、協力して『パブリック・アクセス』(93)という映画を完成させる。「アメリカ田舎町のケーブルテレビ局に謎の男が現れ、土曜夜7時の1時間枠を買い取る。始まったのは、町の問題について語り合う視聴者参加番組。しかし番組はどんどんエスカレートし、やがて町民たちがお互いを糾弾するようになる…」という社会派スリラーだ。



 痛烈にメディア批判をしてみせた『パブリック・アクセス』は大きな反響を呼び、サンダンス映画祭で見事グランプリを受賞(ケヴィン・スペイシーはこの映画に感銘を受け、彼らの次回作への出演を熱望したといわれている)。オーストラリアでヒッチハイクしたり、探偵事務所で事件を調査したり、映画とはまるで無縁の生活を送っていたクリストファー・マッカリーは、ひょんなことから念願の映画界に足を踏み入れることに。うーむ、人生何が転機になるか分からないものだ。


 デビュー作で大成功を収めたクリストファー・マッカリー&ブライアン・シンガーのコンビは、意気揚々と次回作のアイディアを検討し始める。そう、その作品こそが『ユージュアル・サスペクツ』(95)なのだ。



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