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『ユージュアル・サスペクツ』策士クリストファー・マッカリーが創り上げた、サスペンス映画の傑作※注!ネタバレ含みます。

(c)Photofest / Getty Images

『ユージュアル・サスペクツ』策士クリストファー・マッカリーが創り上げた、サスペンス映画の傑作※注!ネタバレ含みます。

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明暗分かれたマッカリーとシンガーの映画人生



 かくして完成した『ユージュアル・サスペクツ』は大ヒットを記録し、クリストファー・マッカリーはアカデミー脚本賞、ケヴィン・スペイシーはアカデミー助演男優賞を受賞。本作は今や’90年代を代表するサスペンス映画と目されている。


 だが公開から20年以上経った今現在、クリストファー・マッカリーとブライアン・シンガーの映画人生は明暗くっきり分かれる結果に。前述したようにクリストファー・マッカリーは、トム・クルーズのお抱え作家として八面六臂の大活躍。一方のブライアン・シンガーも、その後『X-メン』(00)、『スーパーマン リターンズ』(06)などアメコミ映画を手掛け、最近では『ボヘミアン・ラプソディ』(18)が大ヒットと、こちらも万事快調…と思いきや、トラブルの真っ只中なのだ。


 実はブライアン・シンガー、『ボヘミアン・ラプソディ』撮影中に突然現場から雲隠れ。20世紀フォックスは彼との契約を解消し、残りの撮影を代理監督が担当する、という事態が発生していたのだ。当初その理由は「健康上の問題」と発表されるも、撮影中にキャスト・スタッフと数々のトラブルがあったことが明らかに。



 同様のトラブルは『ユージュアル・サスペクツ』でも起きていた。ブライアン・シンガーは、ケヴィン・スペイシー以外の俳優たちにも「君こそがカイザー・ソゼだ」と嘘をついて信じ込ませ、演技をさせていたのだ。自分がカイザー・ソゼではないと知ったガブリエル・バーンは、駐車場で30分間もシンガーに文句を言い続けたという。


 仕事だけでなく、プライベートでもトラブルが発生した。当時17歳だった男性から、ヨットの上で性的暴行を受けたと告発されたのだ(ブライアン・シンガーは自身がバイセクシャルであることを認めている)」。思えば、ケヴィン・スペイシーも当時14歳の少年に性的暴行を加えようとしていた事実が明るみになり、俳優生活を実質的に断たれている。


 後年ガブリエル・バーンは、『ユージュアル・サスペクツ』撮影中にケヴィン・スペイシーが若い俳優にチョッカイを出したことで、2日感撮影がストップした、と公言している。そしてその若い俳優は、当時のブライアン・シンガーのボーイフレンドだったそうな。



文:竹島ルイ

ヒットガールに蹴られたい、ポップカルチャー系ライター。WEBマガジン「POP MASTER」主宰。



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『ユージュアル・サスペクツ』

Blu-ray: 1,886 円+税/DVD: 1,429 円+税

発売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント

(C) 1995 Rosco Film, GmbH & Bad Hat Harry Productions, Inc. All Rights Reserved. TM,(R) & Copyright (C) 2013 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.

※2020年6月の情報です。


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