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『グーニーズ』面白くて当然!?若き日のヒットメイカーたちによって生まれた傑作 

© 1985 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

『グーニーズ』面白くて当然!?若き日のヒットメイカーたちによって生まれた傑作 

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『グーニーズ』あらすじ

海岸沿いの町「グーンドッグ」の少年グループ、グーニーズ。彼らは自分たちの家の立ち退き日が明日に迫り、グーニーズも解散の危機を迎えていた。そんな時、海賊が隠した宝の地図をひょんなことから見つけ出したグーニーズは、立ち退きを阻止するために宝探しに繰り出すことになる。同じくしてギャングのフラッテリー一家も宝のことを嗅ぎつけ、グーニーズの後を追い始めた。グーニーズの進む先には海賊の仕掛けた罠が立ちふさがり、後ろからは追ってくるフラッテリー一家。果たしてグーニーズは宝を見つけ、解散を阻止することが出来るのかーー!?


Index


80年代を席巻した「スティーブン・スピルバーグ presents」 



 1982年、スティーブン・スピルバーグは、キャスリーン・ケネディ、フランク・マーシャルらと製作会社アンブリンを設立。3人は、アンブリンのロゴのマークとなった『E.T.』をはじめ、『グレムリン』『グーニーズ』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』と設立後すぐに数々のヒット作を連発。ここからアンブリンの輝かしい映画製作の歴史はスタートする。


 スピルバーグ監督作品はもちろん、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ、『ジュラシック・パーク』シリーズ、『メン・イン・ブラック』シリーズ、そして最近では『ジュラシック・ワールド』と、アンブリンは設立から30年以上の間、途切れることなくヒット作、それも歴史に残る大ヒットを供給しつづけている、まさにハリウッドトップクラスの製作会社である。



『グーニーズ』 ©  1985 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.


 日本でも同様に、アンブリンの映画は「スティーブン・スピルバーグ presents」の名の下、80年代に立て続けに公開されている。日本での公開は『グレムリン』が1984年12月8日、その翌年の1985年12月7日に『グーニーズ』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の2本が公開。日本ではお正月映画の興行としてそれぞれヒットを記録した。


『グーニーズ』公開時、筆者は小学4年生だったが、冬休み後の学校では「グーニーズごっこ」が流行。友だち同士で、意味もなくやたらと近所に探検に行ったことも、今は懐かしい思い出だ。また、クラスの担任は若い女性の先生だったが、彼女は確か『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を見に行っていたと思う。そんな話題が当時のクラスでも出ていたことを記憶している。


 それくらい正月映画は冬休みの大きなイベントであり、それぞれの映画もヒットして世間を賑わせていたのだろう。そして何より、スティーブン・スピルバーグという男が作る映画は、とてつもなく面白いのだと、私自身子供心に刷り込まれたのも、確実にこの時期だったに違いない。



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