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『グレムリン』新鋭監督ジョー・ダンテが譲らなかった「ざわつくクリスマス」

『グレムリン』新鋭監督ジョー・ダンテが譲らなかった「ざわつくクリスマス」

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映画興行界にとって稀に見る豊作の1984年



 1984年。かつて作家ジョージ・オーウェルが想像上のダークな未来世界として描いたこの年代は、いざ蓋を開けてみると映画興行史における伝説的な豊作年となった。『ビバリーヒルズ・コップ』、『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』、『ポリスアカデミー』、『ベスト・キッド』、『ロマンシング・ストーン』、『フットルース』、『ターミネーター』など、ザッと挙げただけでも星空のごとく輝かしいタイトルと共に、むせ返るほどの当時の劇場の熱気が蘇ってきそうだ。


製作総指揮スティーブン・スピルバーグ。1980年代シリーズの名作!


 その中でもアメリカで全く同一の6月8日に公開を迎え、何かとライバル扱いされることが多かったのが 『グレムリン』と『ゴーストバスターズ』である。当初、『グレムリン』はこの年のクリスマス映画として公開されるはずだったものの、他社が『ゴーストバスターズ』や『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』をぶつけるシーズンに手持ちの弾が何もないことを危惧したスタジオ(ワーナー・ブラザーズ)が、急遽公開時期を半年早めたとも言われている。




 では、この気になる一騎打ちの結果はどうだったのか。簡潔に言うと、『ゴーストバスターズ』に軍配が上がった。その半年後、ほんの6日違いで両作が日本公開を迎えた折にも(『ゴーストバスターズ』は12月2日、『グレムリン』は12月8日)、『グレムリン』はやっぱり『ゴーストバスターズ』に及ばず。誰もが傑作と認めるこの二作に甲乙つけるのは非常におこがましい行為ではあるものの、シビアな数字の物差しで測るとそのような結果であったことを一応踏まえておきたい。と言いながら、個人的には常に『ゴーストバスターズ』の興行成績の背後で不気味に輝き続ける『グレムリン』の立ち位置こそ、作品の魅力と絶妙に合致しているように思えてならないのだが。



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