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『ビッグ・シック』映画界に風穴を空けたコメディ出身者たちの視点とは?

『ビッグ・シック』映画界に風穴を空けたコメディ出身者たちの視点とは?

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コメディ出身者たちが巻き起こした新たな旋風



 『ビッグ・シック』は第90回アカデミー賞において脚本賞へのノミネートを果たした。かつてシカゴの小さな舞台でスタンダップ・コメディを披露していた主演・脚本のクメイル・ナンジアニが、今や候補者の一人としてドルビーシアターの舞台に堂々と立つ姿に、この映画のエピローグを見ているような誇らしさがこみあげてきた人も多かったはずだ。


 惜しくもクメイルは受賞を逃してしまったが、最終的に『 ゲット・アウト』のジョーダン・ピールがオスカーを受賞した事実は、むしろハリウッドにおける新たな潮流を強く印象付ける結果となったように思う。というのも、今回の賞レースで注目を集めたジョーダンとクメイル、二人はどちらもコメディアンとしての原点を持っているからだ。




 『ゲット・アウト』と『ビッグ・シック』は見た目やジャンル的には大きく異なる作品だが、どちらにも一筋縄ではいかない特殊な視点がある。彼らのキャリアの延長線上にあるような単純なコメディでもなければ、単に方針転換を遂げただけのホラーやスリラー、あるいは人間ドラマというわけでもない。むしろ彼らは“コメディ”で培った視点を忘れず、それを経由したり俯瞰したりすることで物語に新たな光をあて、観客や映画人たちが意識してこなかった未知なる領域を可視化することに成功しているのである。



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