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公開1ヶ月前に22シーン、400ショットを再撮影!映画史上類のない俳優交代を可能にしたものとは?『ゲティ家の身代金』

公開1ヶ月前に22シーン、400ショットを再撮影!映画史上類のない俳優交代を可能にしたものとは?『ゲティ家の身代金』

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実在の誘拐事件を基に描いた、巨匠リドリー・スコット最新作



 1973年のローマ。石油王として名高いジャン・ポール・ゲティ(クリストファー・プラマー)の孫が誘拐され、氏のもとへ1,700万ドルの身代金要求が届く。だが彼は要求を突っぱね、そのせいで孫の母親であるゲイル(ミシェル・ウィリアムズ) は、たった一人で誘拐犯との交渉を強いられる――。大富豪親族の誘拐騒動を描いた『ゲティ家の身代金』は、監督であるリドリー・スコット(『 エイリアン』(79)『 ブレードランナー』(82))が5年前に発表した『 悪の法則』(13)の系譜に連なる極上の犯罪スリラーだ。同作のように腐臭ただよう人間の残酷さや、運命がもたらす不条理な結末を、映像派の巨匠は今回も荘厳な画作りと妥協なき演出であぶりだしていく。




 ただ違うのは『悪の法則』がコーマック・マッカーシーによるオリジナルストーリーだったのに対し、『ゲティ家の身代金』は実際に起こった事件を基にし、創作を凌駕するような異形さで観る者に衝撃をもたらすのだ。


 だが今回、そういった内容以上に観客の耳目をさらったのは、映画の完成直前になって主演俳優が変更されるという、製作上のアクシデントだろう。最初、本作ではこのゲティ役を『 ユージュアル・サスペクツ』(95)『 ベイビー・ドライバー』(17)の名優ケヴィン・スペイシーが演じていた。しかし彼は過去のセクハラ行為を告発され、降板を余儀なくされてしまう。そこで急きょ代役として、大ベテランのクリストファー・プラマー(『 インサイダー』(99)『 人生はビギナーズ』(10))が起用されたのである。



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