1. CINEMORE(シネモア)
  2. 映画
  3. バトル・オブ・ザ・セクシーズ
  4. 英国随一の脚本家&稀代の夫婦監督によるドリームチームがもたらしたもの『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』
英国随一の脚本家&稀代の夫婦監督によるドリームチームがもたらしたもの『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』

英国随一の脚本家&稀代の夫婦監督によるドリームチームがもたらしたもの『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』

Index


キャストたちの好演、カメラの裏側での総力戦



 時として映画は、様々な才能と才能のぶつかり合いによって想像以上の化学変化を巻き起こすことがある。例えば本作で言えば、まず真っ先に思い起こすのは、この映画の顔、エマ・ストーンとスティーヴ・カレルの存在だろう。


 二人は共にキャスティングの第一候補。一時はストーンのスケジュールの都合でブリー・ラーソン(『 ルーム』)が代打となっていたとも言われる。だがその後、ストーンの予定がクリアになったことで再び彼女が返り咲くという結果に。製作陣はそこまでして演じさせたかったのだ。



 結果、ストーンは気持ちの良いほどのエネルギーと意志の強さをあらわに、この役を見事に熱演。そしてカレルはカレルで、持ち前のコミカルな要素とシリアスな表情とを融合させながら、巧みに確信犯的なピエロを演じきった。二人は男女平等の是非を賭けてテニスコートで死闘を繰り広げる敵どうし。同一画面で演技を交えることは少ないものの、彼らがそれぞれの場所で戦い抜き、すべてを最終局面のエキシビジョン・マッチへと集約させていく過程は、人間ドラマ、スポーツドラマ、そして社会派ドラマとしても見所たっぷりである。


 だが本作ですごいのは何も表舞台のキャストだけではない。1973年に全世界で9,000万人がTV観戦したという「性差を超えた闘い(Battle of the Sexes)」を描く上では、カメラの背後でも、映画界屈指の才能たちによる総力戦が展開されていたのだ。




 なにしろ本作には、英国随一の書き手とも称される脚本家サイモン・ボーフォイと、『 リトル・ミス・サンシャイン』(2006)で世界中の映画ファンに笑顔と元気をもたらした映画監督ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリスがタッグを組むのである。さらに製作には、あのダニー・ボイルの名も踊る。この夢のようなクレジットの連なりに期待するなと言うのは無理な話だ。



PAGES

この記事をシェア

公式SNSをフォロー

新着うんちく

NEWS / 特集

人気うんちく

上映中のおすすめ作品

counter
  1. CINEMORE(シネモア)
  2. 映画
  3. バトル・オブ・ザ・セクシーズ
  4. 英国随一の脚本家&稀代の夫婦監督によるドリームチームがもたらしたもの『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』