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『赤ちゃんはトップレディがお好き』の贅沢な中身は、コメディエンヌ、ダイアン・キートンの魅力が炸裂!

(c)Photofest / Getty Images

『赤ちゃんはトップレディがお好き』の贅沢な中身は、コメディエンヌ、ダイアン・キートンの魅力が炸裂!

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 ニューヨーク最大手のコンサルタント会社に勤めるJC(J・C・ワイアット)は経営コンサルタントとして実績を積んでいる。独身の彼女は投資銀行家のパートナーと同棲しているが子供をもうけるつもりはない。そんなある日、JCはまるで付き合いがなかった親戚から遺産として譲られた赤ちゃん(女の子)を育てる羽目になる。途端に生活の歯車は狂い始め、重要なポストから外されたJCは、赤ちゃんと一緒にバーモント州の田舎へ引っ越し、再起を図ることになるのだが…。


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キートン、マイヤーズ、出会いの1作



 先日、突然他界したダイアン・キートンが遺したフィルモグラフィの中で、圧倒的に支持率が高いのは、『アニー・ホール』(77)に代表されるウディ・アレンとのコラボ作だろう。一方、時代や年齢と懸命に向き合う女性の心理と行動を、抜群のユーモアとペーソスで描いているという点では、キートンと盟友ナンシー・マイヤーズが組んだ一連のコメディ映画の評価も意外に高い。


 中でも、それぞれが主演俳優とプロデューサー兼脚本家の立場で初めて組んだ『赤ちゃんはトップレディがお好き』(87)は、北米で2,600万ドルの興収を記録。80年代後半の女性の生き方をポジティブに捉えていて、何度見ても笑えるし、何しろ勇気がもらえる。映画が提案しているのは、古い価値観に縛られる窮屈さからの解放だ。それも徹底してコメディタッチなのがいい。





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