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ミシェル・ファイファーの真骨頂『恋のゆくえ╱ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』が醸し出す人生の悲哀

ミシェル・ファイファーの真骨頂『恋のゆくえ╱ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』が醸し出す人生の悲哀

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兄弟のキャラはブリッジス兄弟そのもの?



 劇中で兄弟は反目し合っている。見た目は全然冴えないけれど、特にクラシックの演奏には自信があり、手慣れたMCでラウンジを盛り上げる兄のフランクは、同時にマネージメント担当でもある。対する弟のジャックはハンサムでピアノテクでも兄を上回り、古臭い演奏と演出からの脱却を模索しているが、商売面を兄貴に任せているため従わざるを得ない。そんな2人の積もりに積もった不満が爆発し、スージーを入れて人気上昇中だったトリオに解散の危機が訪れる。




 スージーもさることながら、この兄弟のキャラ設定が絶妙だ。実は演じたブリッジス兄弟の関係をそのまま脚本にしたという説がある。あり得る話だ。いずれにせよ、兄弟初共演となった映画は双方にとって代表作となった。製作開始前に候補に挙がっていたビル・マーレイ(フランク)&チェビー・チェイス(ジャック)の顔合わせがもしも実現していたら、役者の個性が暴走して、これほどもペーソス溢れる作品にはなってなかったと思う。



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