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『レモ/第1の挑戦』第2の“007”になれなかった隠れた傑作

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『レモ/第1の挑戦』第2の“007”になれなかった隠れた傑作

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『レモ/第1の挑戦』あらすじ

ニューヨーク警察のサム(フレッド・ウォード)は、政府のエージェント・マックリアリー(J・A・プレストン)によって死を偽装され、更に顔を整形手術され “レモ・ウィリアムズ”という新しい名前を与えられ暗殺者として組織に選ばれた。この暗殺組織は法律の手のとどかない強大な悪を秘かに抹殺することを目的としており、レモは完璧な暗殺者となるべくチュン(ジョエル・グレイ)という年老いた韓国人の下で東洋古武術“シナンジュ”を学び始める――。


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“007”と並ぶフランチャイズを目指した隠れた傑作



 『007』シリーズ最新作のタイトル『No Time To Die』。監督を『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』(14)で注目された日系四世のアメリカ人監督キャリー・フクナガが務め、悪役として『ボヘミアン・ラプソディ』(18)でブレイクしたラミ・マレックが出演することもあって、公開に向けてすでに自分のなかではアガるスタンバイができている。


 その一方で、こうした“007”絡みのニュースを聞くとフッと思い出され、胸がキュンとなる映画がある。その名は『レモ/第1の挑戦』(85)。“007”と並ぶフランチャイズにするという大きな夢を抱いて制作されるも、それを叶えることが出来なかった作品だが、けっして失敗作ではない。むしろ、個人的には大傑作である。


『レモ/第1の挑戦』予告


 大統領直属の秘密組織によって死を偽装されたうえ、顔まで整形された元ニューヨーク市警の警官。彼は法で裁けぬ悪人を抹殺する暗殺者レモ・ウィリアムズとして新たな人生を送ることに。やがて韓国発祥の武術シナンジュの達人である老人チュンのもとで修行した彼は、軍事衛星開発の独占を企む男グローヴの暗殺に挑む……というもの。



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