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『音響ハウス Melody-Go-Round』相原裕美監督 シティポップを生んだ日本の名門スタジオ、そこには何があったのか?【Director's Interview Vol.93】

『音響ハウス Melody-Go-Round』相原裕美監督 シティポップを生んだ日本の名門スタジオ、そこには何があったのか?【Director's Interview Vol.93】

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YMOのメンバーも!スタジオ縁のアーティストが参加



Q:映画のために作られた新曲「Melody-Go-Round」には、高橋幸宏、井上鑑、大貫妙子、葉加瀬太郎など、たくさんの大物アーティストが参加していますが、これだけの人を集めるのは大変だったのではないでしょうか?


相原:僕が直接交渉したわけではないですが、皆さん音響ハウスを使われたことのある方々だったこともあり、ほぼほぼ快諾していただいたと聞いています。レコーディングの場そのものは和気あいあいとした雰囲気でした。


Q:そのレコーディング風景をたどった映像が、映画の大きな柱となっています。スタジオは広さも限られていますし、撮影者が入るとなると制約も多いのではないかと思いましたが、実際はどうだったのでしょう?


相原:さほど苦労はなかったですよ。今はカメラも小型ですし、それでも4Kレベルの画質で撮れますから。基本的に、スタジオには撮影監督に入ってもらい、コントロールルームは僕が撮り、他は固定カメラで撮る……というかたちでした。また、僕自身スタジオワークの経験もあるので、スタジオやコントロールルームで次に何が起こるのかは、ある程度予測がつきました。そういう意味では、撮影の苦労はありませんでしたね。




Q:高橋幸宏と、インタビュ・パートに登場する坂本龍一は『SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬』に続いての出演ですが、お知り合いだったのですか?


相原:幸宏さんは『SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬』の撮影で初めてお会いしました。坂本さんとは僕がビクタースタジオで働いていた頃に、坂本さんがプロデュースされる曲のレコーディングに関わらせていただいたこともあり、面識はありました。



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