(c) 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (c) DC Comics
『ワンダーウーマン 1984』パティ・ジェンキンス監督 リチャード・ドナーの『スーパーマン』は、このシリーズと私の原点よ【Director's Interview Vol.99】
夢中になった80年代の映画たち
Q:マックス・ロードのモデルはドナルド・トランプのように見えますが、実際はどうなのでしょうか?
パティ:それはよく訊かれることね(笑)。トランプをモデルにしているというより、マックスというキャラクターがトランプに似ていただけなの。なぜかというとマックスは、トランプを誕生させた価値観やメディアとまったく同じところから生まれて来たキャラクターだからよ。でも、マックスのルーツはラテン系で、インフォマーシャル(通販的なCM)のキングという設定。そこはトランプとは違うわ。
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Q:80年代のエンタテインメントは、あなたにとってどういう意味があるのでしょうか。
パティ:私にとって、ワンダーウーマンと80年代というのは同義語なの。リンダ・カーターがワンダーウーマンを演じたTVシリーズ(75~79)を、夢中になって私が観ていたのは80年代だった。もうひとつはリチャード・ドナーの『スーパーマン』(78)。このシリーズの原点であるだけじゃなく、私にとっても原点の映画よ。私はこれをティーンの頃、つまり80年代に観て大きな影響を受け、いつかこんな映画を作りたいと思っていたの。あとはロバート・ゼメキスやスティーブン・スピルバーグの映画。彼らなしで80年代映画を語ることは出来ないから。