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レンタルビデオ店のラインナップを実現したい。 株式会社U-NEXT COO本多利彦氏 インタビュー

レンタルビデオ店のラインナップを実現したい。 株式会社U-NEXT COO本多利彦氏 インタビュー

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2021年3月30日、動画配信サービスの「U-NEXT」は、米ワーナーメディアとのSVOD(定額制動画配信)における独占パートナーシップ契約締結を発表。これにより、全米で圧倒的な人気を誇るプレミアムチャンネル「HBO」と「HBO Max」オリジナルの人気タイトルが、U-NEXTで順次視聴可能となった。


HBOは、『セックス・アンド・ザ・シティ』や『ゲーム・オブ・スローンズ』をはじめ、スピルバーグ製作総指揮『バンド・オブ・ブラザーズ』、J・J・エイブラムス製作総指揮『ウエストワールド』など、常にハイクオリティで先進的な作品を送り出し続ける、アメリカのプレミアムチャンネル。HBO MaxはそのHBOの動画配信サービスで、オリジナルシリーズでは、あのリドリー・スコットが製作総指揮を務めた『レイズド・バイ・ウルブス / 神なき惑星』が人気を博している。


「映画なんか、観てる場合だ」「人生と映画」といったキャンペーン展開に加え、ここに来て海外大型メディアとの独占配信契約発表など、まさに「映画」を軸に「攻め」の姿勢を見せるU-NEXT。取り扱っている映画本数はすでに国内No1であり、これはつまり、観たいと思う映画はU-NEXTにある可能性が一番高いとも言えるだろう。


映画ファンにとっては魅力的とも言える動画配信サービスU-NEXTだが、同社は「映画」というコンテンツをどのように捉え、今後、どういった展開を想定しているのか? 同社のコンテンツ及びマーケティング業務を統括する、COOの本多利彦氏に話を伺った。


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吹き替え版が“きっかけ”に



Q:HBO及びHBO Maxオリジナルの独占配信は、コアな映画ファンにとっては大きなニュースですが、それほど海外ドラマに詳しくないようなライトな映画ファンに対しては、どういった点をアピールしたいですか? 


本多:すべてが映画クラスのクオリティで制作されているHBOの作品は、幅広い映画ファンの方々に楽しんでいただけるだけのポテンシャルがあります。「HBO」「HBO Max」という名前をご存知でない方にも、ぜひ楽しんでいただきたく、今回はその“きっかけ”を二つご用意しました。一つはリドリー・スコット製作総指揮のSF超大作シリーズ『レイズド・バイ・ウルブス / 神なき惑星』の配信、もう一つは豪華声優陣を起用した吹き替え版の制作です。


SF/アクションは日本でも人気が高く、入りやすいジャンルですので、まずはぜひこの作品から楽しんでいただければと。また、吹き替え版では、数多くのアニメでも活躍されている人気の声優さんをキャスティングしています。アニメではお馴染みの方ばかりなので、海外ドラマは縁遠かったという方も、これをきっかけに海外ドラマを楽しんでほしいですね。


『レイズド・バイ・ウルブス / 神なき惑星』予告


Q:今は吹き替え版を作るというのも、1つのポイントなんですね。


本多:そうですね。アニメで慣れ親しんでいる声優さんがきっかけで、海外ドラマを観るようになった方も多いと聞きます。実際、昨年8月にU-NEXTオリジナル第1弾として展開した『アレックス・ライダー』でも豪華声優陣を起用して吹き替え版を制作しましたが、若い方からの支持も多く得られました。そういった形で海外ドラマや映画の魅力をより多くの方に知ってもらえると嬉しいですね。




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