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『サマーフィルムにのって』監督:松本壮史 × 脚本:三浦直之 魅力あふれるキャラクターたちは大喜利から生まれた!【Director’s Interview Vol.131】

『サマーフィルムにのって』監督:松本壮史 × 脚本:三浦直之 魅力あふれるキャラクターたちは大喜利から生まれた!【Director’s Interview Vol.131】

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伊藤万理華が生み出した“ハダシ”



Q:キャスティングはどのように決められたのでしょうか。


松本:伊藤万理華さんは企画の段階から決まっていて、他の方はオーディションでした。先述の通りキャラクターは決まっていたので、それに合う人を探しました。


Q:びっくりするほど良いメンバーが揃いましたね。個人的にはブルーハワイ役の祷キララさんが好きでした。最初は、剣道部のしっかりした女の子というキャラですが、途中から「あれっ?」みたいな感じで少しずつ脱線していく感じが最高でした。


三浦:主人公たちが時代劇を撮っていて、ライバルたちはキラキラ恋愛映画を撮っているという構図になっているのですが、キラキラ映画を貶めるようなことは絶対にしたくなかったんです。そこで、時代劇を撮っている中に、少女漫画や恋愛の話がめちゃめちゃ好きな子(ブルーハワイ)が一人いるという設定を思いついたんです。


Q:確かに、キラキラ映画に対するリスペクトみたいなものは、観ていて感じました。ちなみに、ハダシ、ビート板、ブルーハワイなど、キャラクターの名前はどうやって決めたのですか。


三浦:自分がやっている演劇では、こういう名前をつけることが結構多いんです。今回は、夏っぽくって響きがかわいいもので決めていきました。


松本:夏の映画にしようというのは最初に決めていました。あと、三人だけの呼び名があったりするとぐっとキャラクターが見えてくるんです。


Q:ビート板ってあだ名はなかなか無いですよね(笑)


三浦:僕もすごく気に入ってます(笑)。


松本:海外の映画祭だと、“キックボード”って翻訳されるんですよね。ハダシが“ベアフット”。すげぇカッコいいですよね。


三浦:かっこいいなー。


Q:ブルーハワイは“ブルーハワイ”なんですか。


松本:ブルーハワイでした(笑)。


三浦:海外にもあるの?


松本:あるんじゃないですか(笑)。



『サマーフィルムにのって』© 2021「サマーフィルムにのって」製作委員会


Q:伊藤万理華さん演じる“ハダシ”も、とんでもなく良かったです。度々出てくる、苦虫を噛み潰す感じなどは本当に素晴らしかったなと。まさにあの表情を含めたハダシのキャラクターが、この映画を成功に導いた一因ではないかと思いました。伊藤さんとはどのように話されて演出されたのでしょうか。


松本:現場でコメディぽく演出したりしたわけではありません。あれは本当に、伊藤さんがハダシに照準を合わせて作ってくれたものが大きいと思いますね。


Q:伊藤さん本人から生み出されたものだったんですね。


松本:そうだと思います。伊藤さんが脚本を読まれてからクランクインまでの間は、我々と話す時間がけっこうあったので、そこで色々と話したことを元に、伊藤さん自身が作り上げてきたものですね。


Q:ハダシは髪型も印象的ですが、撮影用に短くされたのでしょうか。


松本:別の映画のために短くされていました。この企画段階ではまだ髪は長かったと思います。短くなったことで、更に印象に残る感じになったなと思いましたね。確か『時をかける少女』の原田知世さんも、あのくらい短かった気がしますね。




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