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『クライ・マッチョ』エドゥアルド・ミネット ハリウッドの伝説クリント・イーストウッドは全ての仕事が早かった 【Actor’s Interview Vol.19】
テイク数が少ない理由
Q:10月にオーディションで11月に撮影とは、かなり早いスケジュールですね。イーストウッド監督は現場でもテイクが少なく撮影も早いと聞きますが、実際の撮影はいかがでしたか?
ミネット:おっしゃるように本当に仕事全てが早いんです。「何でそんなにテイク数が少ないのですか」と、イーストウッド本人に聞くと、「10回やっても、1回目のような自然な反応を引き出すことはできないんだ」と教えてくれました。また、「僕はテイク数が少ないんだよ」と自分でも言っていて、現場では多くても4〜5テイク程度で、それを超えることはありませんでしたね。
『クライ・マッチョ』© 2021 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.
Q:すぐにOKが出ると、不安になりませんか?
ミネット:もちろん俳優としては「もっと上手くできたのに」と思うことは多いです。そんなときは、僕から別テイクの撮影を提案することもありました。するとイーストウッドは「ああそう。やってみる?いいよ」と、快く応じてくれました。
Q:イーストウッドから、演技についてどんなことを言われましたか?
ミネット:「キャラクターについては、自分なりにいろいろと探求してみてくれ」と、そして「あとは感じるままにやってくれればいいんだよ」と言われましたね。