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『クライ・マッチョ』エドゥアルド・ミネット ハリウッドの伝説クリント・イーストウッドは全ての仕事が早かった 【Actor’s Interview Vol.19】

© 2021 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.

『クライ・マッチョ』エドゥアルド・ミネット ハリウッドの伝説クリント・イーストウッドは全ての仕事が早かった 【Actor’s Interview Vol.19】

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御年91歳、ハリウッドの生ける伝説クリント・イーストウッド。彼の最新作にして監督デビュー50周年、40作目にあたる記念すべき作品が『クライ・マッチョ』だ。映画は、イーストウッド演じる元カウボーイと十代の少年が旅するロードムービーとなっている。この十代の少年役に大抜擢されたのが、撮影当時14歳だったエドゥアルド・ミネット。少年から見たイーストウッドとはいかなる人物だったのか? ミネットくんに話を伺った。



『クライ・マッチョ』あらすじ

アメリカ、テキサス。ロデオ界のスターだったマイク(クリント・イーストウッド )は落馬事故以来、数々の試練を乗り越えながら、孤独な独り暮らしをおくっていた。そんなある日、元雇い主から、別れた妻に引き取られている十代の息子ラフォ(エドゥアルド・ミネット)をメキシコから連れ戻してくれと依頼され――。


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撮影初日がイーストウッドとの初対面



Q:クリント・イーストウッド監督作への出演はかなりの難関だと思いますが、今回はどういった経緯で出演することになったのでしょうか。 


ミネット:声が掛かったのが2020年の10月頃でした。LAを拠点にしているマネージャー経由でこの話が入って来たんです。資料に作品の詳細が書かれていたのですが、クリント・イーストウッドが手掛ける作品の主役ということで、とにかくすごく驚きましたね。


コロナ禍のため、オーディションは指定された2シーンを演じて、それをビデオに撮って送るというものでした。それで早速、アクティングコーチと一緒に練習して撮影したんです。



『クライ・マッチョ』© 2021 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.


Q:それで見事合格されましたが、イーストウッド監督とはどのタイミングでお会いされたのですか?


ミネット:実際にイーストウッドと会ったのは11月の現場の初日でした。衣装を着終わったところで、スタッフから「今からイーストウッドに会うよ」と突然伝えられ、相当緊張したのを覚えています。外で待っていると、トレーラーから出て来たイーストウッドがこっちに向かって歩いて来るんです。帽子を被って、皮のジャケットを着て、ブーツを履いて、まるで本物のカウボーイがこっちにやって来るような感じでした。その姿にただただ圧倒されましたね。


それでこっちに来るなり「よう、エドゥアルド、ここまでの旅はどうだった? 長旅で大変だったと思うけど、何か必要なことがあったら何でも言ってくれ」と気さくに挨拶してくれて、「さあ、始めようか!」って、そのまま最初のシーンの撮影が始まったんです。




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