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『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』ポール・サルツマン監督 ビートルズの映画だが、若者の自分探しでもある【Director’s Interview Vol.238】

© B6B-II FILMS INC. 2020. All rights reserved

『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』ポール・サルツマン監督 ビートルズの映画だが、若者の自分探しでもある【Director’s Interview Vol.238】

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インドでの出来事を再現した多彩な技巧



Q:フィルムメーカーの技巧についてお聞かせください。ガンジス河を俯瞰するショットをはじめ、ドローンを使った撮影が効果を発揮していますね?


サルツマン:エアドローンを使った撮影は一度試してみたかったし、それには本作がうってつけだった。ガンジスの雄大な流れはもちろん、インドという広大な土地や、そこを走る列車のスピード感を収めるにはピッタリの技法だ。幸い、私が一緒に仕事をしている撮影監督は優れたドローンパイロットでもあり、面白い映像を撮ることができた。リシケシュまでの旅の道のりを表現するためにも、ドローン撮影は効果的だったと思う。



『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』© B6B-II FILMS INC. 2020. All rights reserved


Q:あなたの若い頃のエピソードやビートルズとの出会いは、静止画に近いアニメーションで表現されていますが、これはどんな理由からですか?


サルツマン:当時の記録映像があるわけではないので、どう再現するか考えた末の結果だ。役者を配して再現するのはありきたりだし、ハリウッド的なアニメーションやカートゥーンもこの映画には雰囲気が合わないだろう。かといって、何も描かないのも嫌だった。考えたあげく、グラフィックノベルのようなアニメーションにしようということに落ち着いた。グラフィックノベルには、コミックとは違ったリアリズムや感情の力強さがある。その雰囲気をこの映画に持ち込みたかったんだ。


Q:他に監督として工夫を凝らした部分はありますか?


サルツマン:僕らが移動する度に、地図の上をカナダ、イングランド、ムンバイと飛行機が飛び回る。あの描写は『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(81)からアイデアを得たんだ。スピルバーグさん、ありがとう。お会いしたことはないけれど、感謝しているよ(笑)。





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