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『DIE MY LOVE/ダイ・マイ・ラブ』リン・ラムジー監督 描いたのは“ラビットホール”に落ちる感覚【Director’s Interview Vol.558】

© 2025 DIE MY LOVE, LLC.

『DIE MY LOVE/ダイ・マイ・ラブ』リン・ラムジー監督 描いたのは“ラビットホール”に落ちる感覚【Director’s Interview Vol.558】

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第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門はじめ、第83回ゴールデングローブ賞ドラマ部門主演女優賞にノミネートされ、世界各国の映画賞を席巻した衝撃作『DIE MY LOVE/ダイ・マイ・ラブ』。はじまりは、マーティン・スコセッシがアリアナ・ハルウィッツによる同名小説に魅了されたことだった。


映画化権を取得したスコセッシはジェニファー・ローレンスへと連絡を取り、「これは君がやるべきだ」と断言したという。原作を読み、主人公・グレースのキャラクターに圧倒されたジェニファーだったが、断片が積み重なる構成は映画として捉えがたく、実現への難しさにも直面していた。そんな中、彼女の頭に浮かんだのがリン・ラムジー監督だったーー。


白羽の矢が立ったリン・ラムジー監督は、いかにして原作の映画化に挑み、評価に値する作品を作り上げたのか。ラムジー監督に話を伺った。



『DIE MY LOVE/ダイ・マイ・ラブ』あらすじ

グレース(ジェニファー・ローレンス)は、夫ジャクソン(ロバート・パティンソン)と田舎町に移り、静かな新居での暮らしを始める。穏やかな風景に包まれたその場所は、彼女に安らぎをもたらすはずだった。しかし、出産をきっかけに執筆は滞り、重圧と深い孤独、そして断片的に訪れる幻覚が、日常を少しずつ歪めていく。やがて現実と幻想の境界は揺らぎ、彼女の心は音もなく崩れ落ちる。崩壊の果てにあるのは、愛か――それとも、狂気か。


Index


ラブストーリーとして捉えたい



Q:マーティン・スコセッシとジェニファー・ローレンスからオファー、第一印象はいかがでしたか。


ラムジー:実のところ、原作は全然知らなかったんです。ジェニファーからメールをもらって、「面白い本があるから読んでみて」と言われたのが最初でした。それが、スコセッシがジェニファーに勧めた本だということも知りませんでした。彼女から私にアプローチがあったのは、これが難しい素材だったからでしょうね。かなりシュールで非常に内面的な作品でしたから、私だったらそれを理解できると思ったんじゃないかな。簡単に脚色できるような内容ではありませんでしたが、キャラクターがとても強烈で魅力的だった。そこにすごく惹かれました。


初稿は自分の思うがままに書きました。そして「これはある種のラブストーリーとして捉えたい」と伝え、ジェニファーに初稿を渡しました。それを読んだ彼女はとても興奮してくれて、そこから2人で会話を重ねました。彼女には、イメージの参考となる歌や音楽、絵画なども送りました。映画を作る頃には、彼女はしっかりキャラクターの内部に入り込んでいましたね。



『DIE MY LOVE/ダイ・マイ・ラブ』© 2025 DIE MY LOVE, LLC.


Q:プロデューサーのマーティン・スコセッシからは何か話はありましたか。


ラムジー:「これは君の映画だから」と言ってくれて、彼が介入することは決してありませんでした。また、編集段階で彼と一緒に語り合えたのは本当に素敵なことでした。彼は素晴らしい支えになってくれました。





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