ダンスを撮るのは得意なんです
Q:脚本はどのタイミングで渡されて、実際に脚本を読んだ印象はいかがでしたか。
山崎:撮影の1年前ぐらいにもらいました。そこからまただいぶ変わりましたけど。
Q:その際にはどんな話をされたのでしょうか。
山崎:「色を変えたり画を弄るような、映像にこだわるような撮り方はしないよ」と伝えると、彼女も「それでいい」と。ある程度はナチュラルな感じでそのままいこうと。
孫:画の話って一瞬しかしてないですよね。「私が最近観た中では、すっごい嫌いな画がこんな感じなんです」「俺も嫌い」「私こういう感じにしたいんですよ」「そうそう、わかるわかる」ぐらいの感じでした。

『トロフィー』©2026 K2 Pictures
Q:予告編の時点から、みずみずしく透明感のあるトーンが印象的でした。
山崎:それはやっぱり中学生女子のダンスの世界だから。あの子たちがみずみずしいんです。
孫:山崎さんが主演の子をすっごく気に入ったっていうのもあります。
山崎:ダンスを撮るのは好きなんですよ。昔から得意なんです。
孫:元嫁がダンサーですよね(笑)。
山崎:ダンスは散々撮ってきたからね。クラシックからモダン、麿赤兒さんまでいろいろ撮ってきた。
孫:ダンスをどう撮るかについては、すごく知識をもらいましたね。教室のロケハンに行った時も、「光の感じは大丈夫か」とか。そういうアドバイスはすごくもらいました。
Q:監督はコンテを描かれたのでしょうか。
孫:短編は描きましたね。
山崎:短編はあったけど、長編の時はあんまり描いてなかったよね。
孫:ほぼ描かなかったですね。
山崎:「ここはワンシーンワンカットでいきたい」とかそういうのはありましたけどね。