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『カッコーの巣の上で』ジャック・ニコルソンのパワフルな名演が時代を超えて突きつけるメッセージ

『カッコーの巣の上で』ジャック・ニコルソンのパワフルな名演が時代を超えて突きつけるメッセージ


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普遍的なテーマ性が熱く訴えかけるもの



 がんじがらめに管理しようとする体制側と、それに抗って自由を獲得しようとする個人————。私たちはどれほど多くの映画でこういった対決の構図を目の当たりにしてきたことだろう。ざっと思い返してみただけでも、『1984』(84)『いまを生きる』(89)『トゥルーマン・ショー』(98)『マトリックス』(99)などなど、地中から水が噴き出すかのように有名作のタイトルが止まらなくなる。


 この「組織と個人」「管理と自由」というテーマは、あらゆる時代、そしてあらゆるジャンルの映画に形を変えて潜り込み、観客の心を熱くたぎらせてきた。人類が宿命のごとく格闘し、その時代に合わせて答えを模索してきた、普遍的な題材と言えるのかもしれない。


 1975、11月。アメリカで封切られた一本の映画が、観客の大きな感動を呼び、大ヒットを記録した。アメリカン・ニューシネマの時代が幕を降ろそうかというご時世に、颯爽と舞い降りたこの作品こそ、『カッコーの巣の上で』である。



 舞台となるのは、60年代の精神科病棟。看護師長の手によって厳格に統制されたその場所に、ジャック・ニコルソン演じる精神疾患を偽った受刑者が入り込んできたのをきっかけに、患者たちの間で自由を求める大きなうねりが巻き起こる。つまり、本作もまた「組織と個人」「管理と自由」というテーマを扱った代表的な物語なのだ。



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