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『ジャッカス・ザ・ムービー』のバカバカしさで閉塞感を笑い飛ばせ!

(c)Photofest / Getty Images

『ジャッカス・ザ・ムービー』のバカバカしさで閉塞感を笑い飛ばせ!

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ジャッカスの母? 伝説の低俗番組「ザ・ガマン」



 1980年代初頭の日本。他に類を見ないほどの下品さと、人間の尊厳をゲラゲラ笑いながら踏みにじったテレビ番組があった。東京六大学の学生を集め、ゲームで競い合わせる「ザ・ガマン」である。


 ゲームの内容は、羊の脳味噌や豚の血で出来たゼリーなどのゲテモノの早食い競争。木に逆さづりに吊るしてゴミ袋で身体を包み、下からたき火で燻し、ゴミ袋の中にゴキブリを投入しての耐久ガマンレース。氷の上に座らせ大量の氷水やビールを飲ませたあげくの小便我慢レースなどなど。アクリルの透明な長い通路の端に首をつっこませ、逆側からアナコンダを放つというバラエティ番組常套のバツゲームもこの番組で開発されたものだ。


 毎回最終決戦は野外に設置された簡易テントに定点カメラを置き、断食・断水させるというもの。テントにあるのは寝具のみ。最後の一人になるまで行われたために、ガマンは数日にも及んだ。毎日食事時になると三笑亭夢之助が参加者の前で豪華な食事を取るという嫌がらせが行われるのだが、2日目、3日目ともなると、参加者は号泣しながら夢之助の食事を見つめるというシュールな展開となった。



TM,(R)& Copyright (C)2005 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.


 この狂った番組は、あろうことかアメリカやヨーロッパ各国へ渡ってしまい「ENDURANCE - THE JAPANESE TORTURE SHOW」(ガマン:日本の拷問ショー)のタイトルでリリースされ、しかもパーティビデオとして人気を博してしまうのだ。『ジャッカス・ザ・ムービー』でジャッカス・クルーたちが日本に来るのも「ザ・ガマン」へのリスペクトあってのものではなかったろうか。


 ちなみに。ノックスビルは来日時に購入したであろう東京ヤクルト・スワローズのユニフォームを好んで着用していた時期があった。「SWALLOW」は名刺でツバメだが動詞では「飲み込む」の意味があり、ポルノのポピュラーなプレイ名の一つである。プレイ内容は推して知るべし。



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