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  4. 『はじまりのうた』“ミュージック”と”ストリート”が合体したジョン・カーニー渾身の1作がしみじみ目と耳に染み入る理由
『はじまりのうた』“ミュージック”と”ストリート”が合体したジョン・カーニー渾身の1作がしみじみ目と耳に染み入る理由

『はじまりのうた』“ミュージック”と”ストリート”が合体したジョン・カーニー渾身の1作がしみじみ目と耳に染み入る理由


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ダブリンのストリートからニューヨークへ



 アイルランドのロックグループ”フレームス”でベーシストを担当し、バンドのミュージックビデオやライブ映像の監督を務めたジョン・カーニー。その時に培ったライブ感やストリート感を、彼は今も重要視しているように思える。


 映像に音楽を被せることで平凡な風景がマジカルな空間に変わる。ダブリンの通りで出会ったストリート・ミュージシャンと花売りの女性が音楽を介して心を通わせていく『ONCE ダブリンの街角で』(07)や、同じくダブリンに住む冴えない男子高校生たちがバンドを組み、自分たちでミュージックビデオを制作する『シング・ストリート 未来へのうた』(16)を見れば、それは明らかだ。



 以上の2作に挟まれる形で製作された『はじまりのうた』(13)は、ジョン・カーニーのキャリアを語る上では一見地味な作品のように思えるが、実は彼の信条である”ストリート”と”ミュージック”が最も顕著に合体した隠れた代表作である。その理由を説明しよう。



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