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『ミッドナイト・スカイ』ジョージ・クルーニーが今の自分を作品に投影した、未来とは思えない現実味

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『ミッドナイト・スカイ』ジョージ・クルーニーが今の自分を作品に投影した、未来とは思えない現実味

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『ミッドナイト・スカイ』あらすじ

地球の滅亡を目前にしてもなお、北極に残り続ける孤独な科学者オーガスティン (ジョージ・クルーニー) は、宇宙での任務を終えて地球へ帰還しようとする宇宙船の乗組員サリー (フェリシティ・ジョーンズ) らにその惨状を伝え、何とか止めようと奮闘する...。リリー・ブルックス=ダルトンによる小説「世界の終わりの天文台」を原作に、ジョージ・クルーニーが監督を務める。キャストには、デヴィッド・オイェロウォ、カイル・チャンドラー、デミアン・ビチル、ティファニー・ブーンらが名を連ねる。


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Netflix配信、12月のラストを飾る1作



 12月のNetflixは、アワードシーズンに向けて週替わりで話題作を配信している。デヴィッド・フィンチャーがハリウッドのゴールデンエンジを克明に蘇らせる『Mank/マンク』(4日配信開始)、ライアン・マーフィがブロードウェー・ミュージカルを豪華キャストで映画化した『ザ・プロム』(11日配信開始)、亡きチャドウィック・ボーズマンにアカデミー主演男優賞の期待がかかる『マ・レイニーのブラックボトム』(18日配信開始)、そして、ジョージ・クルーニーが滅亡目前の地球で最後の任務を担う科学者を演じる、主演兼監督作『ミッドナイト・スカイ』(12月11日より劇場公開中。23日配信開始)だ。


 『ミッドナイト・スカイ』は、俳優ジョージ・クルーニーとしては『マネーモンスター』(16)以来の登場で、監督としては2017年の『サバービコン 仮面を被った街』以来の作品だ。また、『ソラリス』(03)、『ゼロ・グラビティ』(13)にも通じる、本格SF映画となる。


『ミッドナイト・スカイ』予告


 『レヴェナント:蘇えりし者』(15)を執筆したマーク・L・スミスが、リリー・ブルックス=ダルトンのSF小説「世界の終わりの天文台」を基に綴った本作の脚本。それをクルーニーが読んだことから、製作は始まった。人類の未来に対する予言めいたメッセージと舞台設定に興味を抱いたクルーニーは、出演にとどまらず監督兼任も申し出る。監督として、かつてないほどチャレンジングなものになると確信したからだ。


 2049年(つまり今から約30年後)、様々な破壊によって人間の住む場所がなくなった地球。唯一生き残った科学者のオーガスティン(クルーニー)は、自らの体も病魔に蝕まれ、突如現れた謎めいたの少女の面倒を見ながらも、凍てつく北極圏の天文台で暮らしていた。また、オーガスティンは、故郷の惨状を知らぬまま帰還してくる宇宙探査船に向け、天文台から必死で警告信号を発することを試みる。


 壮絶なまでに孤立したオーガスティンの生活、漆黒の宇宙を彷徨う宇宙探査船内の様子(クルーの1人をフェリシティ・ジョーンズが演じる)、さらにオーガスティンの過去が加わり、3つのエピードが終始カットバックで描かれる。その後、物語は、それら3つのパーツが1つに束ねられる意外な結末に向けて、大きく舵を切っていく。



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