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『スリー・ビルボード』アカデミー賞作品“請負会社”フォックス・サーチライトの実力を示す

『スリー・ビルボード』アカデミー賞作品“請負会社”フォックス・サーチライトの実力を示す

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過去10年で作品賞ノミネートが10本



 この会社が製作した作品の仕上がりは、つねに映画ファンの多くが注目してしまう。その会社の名は、フォックス・サーチライト・ピクチャーズである。20世紀フォックス映画の子会社で、大ヒットを狙う作品ではなく、監督の作家性を重視し、インディペンデント系の作り、アーティスティックな側面が強い野心的作品を精力的に製作している。1994年に設立されて以来、90年代に『フル・モンティ』なども送り出したサーチライトだが、一躍、話題作となったのが、1999年の『ボーイズ・ドント・クライ』だ。性同一性障害(この「障害」というのは当時の通称。現在は使われない傾向にあり「性別違和」「性別不一致」などと称される)の主人公を演じたヒラリー・スワンクがアカデミー賞主演女優賞に輝き、「サーチライト作品」がブランド的に注目を高めたのだ。




 その後もコンスタントにアカデミー賞候補となる作品が続き、2004年の『サイドウェイ』が脚色賞、2006年の『リトル・ミス・サンシャイン』が脚本賞と助演男優賞、2007年の『JUNO/ジュノ』が脚本賞を受賞。2008年には『スラムドッグ$ミリオネア』が作品賞をはじめ8部門で受賞という快挙をなしとげた。それ以降も『クレイジー・ハート』、『ブラック・スワン』、『ファミリー・ツリー』、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』などアカデミー賞での受賞が途切れずに続いている。過去10年のアカデミー賞で、サーチライトが製作または配給した作品の、作品賞ノミネートはじつに10作品を数える。高確率で傑作保証の製作会社なのである。



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