2021.05.22
※本記事は物語の核心に触れているため、映画をご覧になってから読むことをお勧めします。
『アーミー・オブ・ザ・デッド』あらすじ
かつては傭兵を務め、現在はハンバーガーショップを切り盛りしているスコット・ウォード(デイブ・バウティスタ)は、ラスベガスの住民避難を担当した経緯から、カジノのオーナーであるタナカ(真田広之)に依頼を受ける。その依頼とは、ベガスの地下金庫に眠る2億ドルを奪還すること。だが彼らが目指すラスベガスは、ゾンビが徘徊する危険地域と化していた…。
Index
ゾンビの王国に潜入し、巨額の金を奪取せよ!
かつては傭兵を務め、現在はハンバーガーショップを切り盛りしているスコット・ウォード(デイブ・バウティスタ)は、ラスベガスの住民避難を担当した経緯から、カジノのオーナーであるタナカ(真田広之)に依頼を受ける。その依頼とは、ベガスの地下金庫に眠る2億ドルを奪還すること。だが彼らが目指すラスベガスは、ゾンビが徘徊する危険地域と化していた…。
いまやDCエクステンデッド・ユニバースを先導するハリウッドのトップディレクター、ザック・スナイダーの最新作は、初の配信オリジナル作品となるゾンビ映画だ。『アーミー・オブ・ザ・デッド』と題されたそれは、軍が物語の発端となっているのと、そして「軍隊のように組織化したゾンビ」というダブルミーニングを持つ。
『アーミーオブザデッド』予告
そう、ことの起こりはエリア51から機密物を輸送中の軍車両が衝突事故を起こし、破損した車両からゾンビが出現。事態を収めようとした兵士たちが襲撃を受けて感染してしまう。そして連中はラスベガスで大量発生し、街は政府によって隔離される。
なぜ軍隊がゾンビを輸送していたのかは後に明らかにされるが、このくだりはアバンタイトルとオープニングクレジットにおいてスピーディに、そしてスナイダー監督らしいハイアートな映像様式をもって展開されていく。そして物語はウォードを中心に、彼と一緒に戦ってきた同僚やヘリドライバー、そして金庫破りの天才などを集めて結成された強奪チームが、ゾンビの王国と化したラスベガスに踏み入りミッションを遂行していく。タイムリミットは、軍の核攻撃でラスベガスが破壊される24時間以内だ。