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『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』ジャスティン・リン監督復帰で始まるシリーズ最終章の幕開け!
2021.08.04
気になる新キャラクターをチェック!
ドミニクの他に、『JET BREAK』で新たに姿を表したトレット家の関係者は2人。ドミニク、ジェイコブ、ミアの父親であるジャック・トレット、そしてレーサーだった父ジャックのメカニックを務めるバディ(マイケル・ルーカー)である。
ジャック・トレットに関しては、前述の一作目のセリフ以外でも何度か語られてきたが、ピンぼけの写真以外で姿を見せるのは今回が初。シリーズを通じてドミニクが理想とする父親像であり、「ワイスピ」名物となっている仲間たちのバーベキューも、ジャックが好んでいたファミリーイベントを受け継いだものだ(ミアとブライアンの息子ジャックの名前の由来でもある)。故人が生き返る率が高い「ワイスピ」とはいえ、さすがに復活はムリだろうが、今後も回想シーンでの再登場はあるかも知れない。
マイケル・ルーカーが演じる新キャラのバディに関しては、今回は出番が少ないこともあってあまり印象には残らない。ただしルーカーといえば『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(14)のヨンドゥなどで知られる個性派であり、存在するだけで場を支配することすらできる俳優だ。ルーカーをキャスティングした以上、10作目、11作目には活躍の場がありそうな気がするので、注目しておいて損のないキャラクターだろう。
『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』 (c) 2021 Universal Studios. All Rights Reserved.
また、トレット家と直接の関係はないが、ヒップホップミュージシャンのカーディBが、ドミニクとは旧知の仲であるレイサというキャラで初登場。レイサについては今後も登場することが示唆されているが、「カーラの妹」という説明にピンとこない人も多いかと思うので解説しておく。
正直、筆者も忘れてしまっていたのだが、カーラは『ワイルド・スピードMAX』(09)とその前日譚にあたる短編「ロス・バンドレロス~盗賊たち」(09)に登場した犯罪仲間。『MAX』の冒頭、ドミニカ共和国でタンクローリー強奪をするドミニク一味のひとりで、ハンが運転する車の助手席に乗っている女性だ。
劇中のレイサとドミニクのやり取りを聞く限り、カーラはドミニカで健在のようだし、カーラ役のミーシャ・ミッシェルは今も女優業を続けているので、今後の再登場もあり得るかも知れない。