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“正統な続編”企画が期待される『ドニー・ダーコ』ディレクターズ・カットが解き明かす秘密とは!?※注!ネタバレ含みます。
『ドニー・ダーコ』あらすじ
マサチューセッツ州ミドルセックス。ド二―・ダーコ17歳。飛行機のエンジンが家に落ちて以来、彼の前に銀色のウサギが現れる。ウサギが告げる[28: 06:42:12]、転校生の美少女、ホーキング博士、地下室の扉…。彼をとりかこむすべてが「あのこと」を告げている。28日後の世界で彼を待っているのは一体何なのか?
Index
『S・ダーコ』と“正統な続編”をめぐって
2004年に公開された『ドニー・ダーコ』ディレクターズ・カット版の話をする前に、続編の話題に触れておきたい。ドニーの妹サマンサを主人公とする『S. Darko』(邦題は『 ドニー・ダーコ2』)が2009年にリリースされる。劇場公開はされず、DVDスルー。批評家たちによる評価は低く、前作のファンも失望した。
リチャード・ケリー監督は、基となるキャラクターの作り手としてクレジットされているのみだ。2017年4月の PopMattersのインタビューで、続編についてこう語っている。「僕は『S. Darko』に関わらなかった。自分では『ドニー・ダーコ』続編製作の権利をコントロールしていない。(製作に関する契約を結んだ)当時は24歳で、続編の権利を手放すしかなかったんだ」
『ドニー・ダーコ』(C)2001 PANDORA INC.ALL RIGHT RESERVED
さらに、自身による続編の可能性についても示唆している。「はるかに大きな、より野心的なことに取り組む気は満々で、それが新しいストーリーにつながるかもしれない」「他人にはリメイクしてほしくない。僕はいま野心的に事を進めていて、お金もかけている。(僕自身が作る続編を)楽しみに待っていてほしい。」