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リチャード・ケリー監督デビュー作『ドニー・ダーコ』無名の青年に奇跡をもたらしたキーパーソンと作品群とは?

リチャード・ケリー監督デビュー作『ドニー・ダーコ』無名の青年に奇跡をもたらしたキーパーソンと作品群とは?

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カルトムービーとなった背景



 英映画誌『Total Film』が「2000年代最高のカルト映画」と評するなど、映画メディアのカルト映画特集やランキングにたいてい顔を出し、今なお根強い人気を誇る『ドニー・ダーコ』。だが、2001年10月26日に劇場公開された米国での興行成績は振るわなかった。不運なことに、9月11日に起きた同時多発テロからわずか1カ月半後の封切り。旅客機のジェットエンジンが主人公ドニーの家に落下するプロットや、陰鬱なムード、悲劇的な要素が当時の観客に敬遠されたことは想像に難くない。


 しかし、一度観ただけでは容易に解釈できない凝ったSF要素、ドリュー・バリモアやパトリック・スウェイジら有名スターを含む俳優たちの見応えある演技、味わい深い映像、BGMでふんだんに流れる80年代ロックの選曲の良さなど、多くの魅力が詰まった『ドニー・ダーコ』は、米国外の劇場公開では一定の成功を収める。さらに翌2002年、DVDとVHSビデオがリリースされると、米国を含め世界中で人気が爆発。繰り返し観賞した大勢のファンが自分なりの解釈をネットに投稿するなど、カルトムービーとしての地位が確立していった。




 ところで、本作の監督を務めたのは1975年米ヴァージニア州生まれ、公開当時若干26歳のリチャード・ケリー。南カリフォルニア大学で映画製作を学び、在学中に短編2本を撮ったが、映画祭などで受賞したわけでもなく実績は無いに等しい。そんな彼が(いかにも低予算のインディペンデント作品ではなく)これほど真っ当な作りの映画で監督デビューし、長く支持される傑作を世に送り出したことは奇跡的な出来事のように思える。


 今回は、そんな奇跡を可能にしたキーパーソンたちと、映画の魅力に貢献した作品群を紹介していこう。


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