2022.02.16
全ては一人の少女のイメージから始まった
しかし、表向きは首を横にふりつつも、ジェイソンの中では無意識のうちに何かがうごめいていたらしい。全ての始まりはおよそ10年前のこと、彼の頭に一つのイメージが広がった。それは「プロトンパック(オバケ退治の武器)と少女」。どうやらそこはニューヨークとはかけ離れた田舎らしい。なぜその場所なのか。なぜ女の子なのか。はっきりとした答えはまだ何も存在しなかった。
『ゴーストバスターズ アフターライフ』
だが、2014年にスペングラー役のハロルド・ライミスが亡くなったのを機に、彼の中で一つの変化が生じる。ジェイソンは不意に”謎の少女”がスペングラー博士の孫娘であることに気づいたという。その瞬間からイマジネーションは膨らみ、自分が何者なのか知らない少女が、ゴーストバスターとしての遺伝子を受け継いでいる事実に気づく…。いつしか物語は進化を遂げていった。
結果的にスペングラーおよびライミスは、自らがあの世とこの世の交差点を踏み越える際にも、霊的インスピレーションとなってこのシリーズに大きく貢献したようなのである。