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『トロン:レガシー』CG・デザイン・新技術にこだわりぬいたジョセフ・コシンスキー監督デビュー作 後編 ※注!ネタバレ含みます。
あらすじ④
現実世界へ戻るためには、ケヴィンのディスクを取り戻す必要がある。クオラは他の二人を逃がすため、自ら囮となって飛び出して行く。彼女の前に最強の戦士であるリンズラーが現れるが、彼の正体はクルーによって書き替えられたトロンだった。
サムがディスクを奪還している間に、ケヴィンは「ライトジェット」を奪う。そしてサムやクオラと合流し、「シミュレーションの海」へ逃亡する。クルーと彼の部下たちも、ライトジェットを生成させてケヴィンたちを追跡する。そして激しい空中戦が展開し、サムは一機ずつ撃墜していく。だが、リンズラーの操縦する機体から放たれた弾で、エンジンが火を噴き始める。しかし、まだトロンだったころの心が残っているリンズラーは、ケヴィンを殺すことができない。そして逆に、ケヴィンの機体にとどめを刺そうとしているクルーを攻撃する。シミュレーションの海に落ちて行ったリンズラーは、光の色がオレンジから白に変化することで、トロンに戻ったことが暗示される。
『トロン:レガシー』(c)Photofest / Getty Images
ケヴィンたちはついにポータルの近くまで辿り着くが、そこには先回りしたクルーがいた。ケヴィンは、クルーと直接対面することで説得可能だと信じていたが、クルーの決意は固かった。ケヴィンはサムとクオラをポータルに向かわせるが、クルーはマスターキーであるディスクを持ったケヴィンがそこに行けないように、途中の橋を切断してしまう。しかし先を読んでいたケヴィンは、予めクオラのディスクを自分のものと取り換えていた。それに気付いたクルーは、橋の切断箇所を飛び越えてポータルを通過しようとするが、ケヴィンはフォースのような力(これには具体的な説明がない)を出し、クルーを引き寄せて融合してしまう。すると対消滅が発生し、激しい爆発が生じてトロンシステムは消えてしまう…。