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『プレデター:バッドランド』悪名高き異星生物がついに愛されキャラに!? シリーズ新機軸を味わう
2025.11.10
あの人気シリーズとの世界観が再びクロスする!
最後に、SFファンに向けた注目のポイントを語っておきたい。劇中でティアをはじめとするアンドロイドを製造したのは、ウェイランド・ユタニ社。そう、『エイリアン』シリーズにおける宇宙船クルーの雇い主である国際的な大企業と同じ名前だ。企業ロゴも一緒であり、さらにいえば『エイリアン2』のクライマックスで投入されたパワーローダーの、より大きなタイプが本作にも登場することから、同一企業と考えるのが自然だろう。すなわち、『プレデター』と『エイリアン』の世界線は、『エイリアンVS.プレデター』シリーズ以来、久しぶりに本作で交錯したことになる。
これは何を意味するのか? 今後『プレデター』シリーズがさらに続くとすれば、『エイリアン』とのクロスオーバーが進むことは容易に想像できる。ちなみに、『エイリアン』シリーズ最新作の配信ドラマ『エイリアン:アース』(25)ではプレデターに関する言及はなかったが、映画版の最新作である『エイリアン:ロムルス』(24)の続編では、ひょっとしたら交わる可能性もあるのでは? これらはまったくの推測であり、現時点では何一つあきらかにされていないが、両シリーズがともに活性化し、どちらも上り調子にあるだけに期待を禁じ得ない。
いずれにしても、『プレデター』シリーズが『プレデター:バッドランド』という新機軸を打ち出したことは、このシリーズが上り調子であることを如実に物語っている。シリーズのファンはもちろん、シリーズを知らない方にも、未知の異星で展開するスリリングにしてクレイジーなアドベンチャーを、ぜひぜひ体験して欲しい。
文:相馬学
情報誌編集を経てフリーライターに。『SCREEN』『DVD&動画配信でーた』『シネマスクエア』等の雑誌や、劇場用パンフレット、映画サイト「シネマトゥデイ」などで記事やレビューを執筆。スターチャンネル「GO!シアター」に出演中。趣味でクラブイベントを主宰。
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『プレデター:バッドランド』
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配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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