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『エイリアンVSプレデター』2大異星生物は、戦うべくして戦った!? 奇想天外、でもアツい

(c)Photofest / Getty Images

『エイリアンVSプレデター』2大異星生物は、戦うべくして戦った!? 奇想天外、でもアツい

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『エイリアンVSプレデター』あらすじ

2004年、ブーヴェ島の地下にピラミッドのような構造の建造物があることが発覚し、大企業ウェイランド社の調査隊が現地に向かう。メンバーはウェイランド社長を筆頭に、学者や兵士たち。そして一行の安全を確保するため、女性冒険家のアレクサがアドバイザーとして雇われた。しかし実はこの地下のピラミッドは、太古の昔、地球に飛来して人類に文明を授けたプレデターが作らせたものだった。プレデターは、ここにクイーン・エイリアンを幽閉し、百年に一度、卵を産ませては、成人と認められるための儀礼を行なっていた。エイリアンは探検隊にも次々と襲いかかる。窮地に陥ったアレクサは、儀式を受けていたプレデターとともに、エイリアンに立ち向かうことを決意する。


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長く愛される2大シリーズ



 異星生物を描いたSF作品の定番といえば、なんといっても『エイリアン』(79)と『プレデター』(87)。いずれもフランチャイズ化され、前者は『エイリアン:アース』(25)、後者は『プレデター:最凶頂上決戦』(25)という配信ドラマシリーズが製作されたのは記憶に新しく、どちらも劇場用新作の製作も進行中だ。振り返ると、これらがこんなにも長くファンに愛されていることに、驚きを禁じ得ない。


 『エイリアン』シリーズは未来世界を、『プレデター』シリーズは現代を舞台に据えた作品であり、描かれる時間軸には大きなズレがあるが、それでも両者の世界観が交わったことがある。2004年の『エイリアンVSプレデター』(以下、『AVP』)がそれだ。どちらも20世紀フォックスの製作作品ということで実現した企画。当初は突拍子もないアイデアと思う向きもあったが、これがファンには好評で迎えられた。かくいう筆者も当時、熱狂したひとりであり、今では両フランチャイズにとって重要な作品だったのではないかと思うこともある。そんな本作の魅力を、ここでは語っていきたい。



『エイリアンVSプレデター』(c)Photofest / Getty Images


 まずは基本的なことをおさらいしておこう。『エイリアン』に登場する異星生物、通称エイリアンは動物的で、極めて獰猛。卵から孵化して他の生命体に寄生した後に急速に成長し、動くものすべてに襲いかかる危険な存在だ。対して『プレデター』の異星生物、通称プレデターは人間に近く、高度な文明を持っているが、こちらもワイルドであることに変わりはない。敵と見なした者を容赦なく狩る、最強のハンター。どちらにしても、人類には脅威である。





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