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『トイ・ストーリー5』が問い直す「変わらないもの」――テクノロジー時代の子どもたちへ

(C)2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

『トイ・ストーリー5』が問い直す「変わらないもの」――テクノロジー時代の子どもたちへ

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 第1作から30年。いまや、『トイ・ストーリー』は子どもだけのものではない。


 1995年に始まったこのシリーズを、当時の子どもとして観た人たちはすっかり大人になった。親になり、自分の子どもと一緒にウッディやバズを見た人もいるだろう。その親世代が、子や孫に付き添って劇場に足を運んだり、テーマパークのアトラクションを体験したりしたこともあるはずだ。『トイ・ストーリー』は子どもの映画でありながら、かつて子どもだった人たちの映画となったのだ。


 前作『トイ・ストーリー4』(19)で、シリーズの主人公ウッディの物語は終わりを迎えた。7年ぶりの新作『トイ・ストーリー5』(26)は、そのウッディから保安官バッジを受け継いだジェシーの物語。観客が歳を重ねるなかで変わってきたように、キャラクターたちの状況も長い年月のなかで変化している。


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テクノロジーにあふれた世界で



 映画は奇妙なファーストシーンから始まる。どこかの海岸に漂着したハイテク版バズ・ライトイヤーたちが目を覚まし、スペース・レンジャーとして動きはじめるのだ。かたや、ボニーは8歳。今でもおもちゃが大好きだが、周囲の子どもたちはタブレットに夢中で、おもちゃ遊びに興じるボニーをどこか気味悪がっているようだ。


 ボニーの両親は、いまや誰もが持っているタブレット、リリーパッドを購入する。たちまち、ボニーには“友達”ができた。リリーパッドは画面上の「お池」と呼ばれるコミュニティでボニーと子どもたちをつなぎ、一緒にゲームで遊ぶように導いていく。



『トイ・ストーリー5』(C)2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.


 ところが、タブレットの登場に戦慄するのはおなじみのおもちゃたちだ。各家庭の子どもがタブレットに夢中になり、昔のようにおもちゃで遊ばなくなってしまった今、ついに自分たちは捨てられてしまうのではないかと怯えるのだ。


 そんな中、ウッディに代わる新たな保安官のジェシーは、おもちゃこそがボニーのためになれる、友達づくりに貢献できるのだと証明するため、ボニーと子どもたちのお泊まり会に出かけるべく家を飛び出した。ところが、ひょんなことから昔の持ち主が住んでいた家へ連れて行かれ、帰ることができなくなってしまう。


 ボニーの家に帰ってきたウッディは、バズたちと再会し、ジェシーを救出すべく動き出す。一方、お泊まり会から帰ってきたボニーの顔は暗い。ウッディとバズたちはジェシーを助け出し、ボニーを再び笑顔にすることができるのか。そして、テクノロジーという脅威を前に、おもちゃは今でも存在意義を証明できるのか――。





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