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不遇の名作『ラスト・ボーイスカウト』当時史上最高額の脚本に反映された、シェーン・ブラックの人生の悲しみ

不遇の名作『ラスト・ボーイスカウト』当時史上最高額の脚本に反映された、シェーン・ブラックの人生の悲しみ


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ヒットせず評価も悪かった『ラスト・ボーイスカウト』



 名匠トニー・スコット監督作『ラスト・ボーイスカウト』(91)は不遇な作品だと思う。公開前は大ヒットを期待されたが、1991年のアメリカ国内の興行収入では年間ランキング21位。作品内容も、過激な暴力描写や女性に対する扱いに難色を示す評論家が多く、芳しい評価は少なかった。


 しかし、そんな中、アメリカでもっとも著名な映画評論家の一人、ロジャー・エバートは本作の公開に合わせ、こんな批評を書き残している。


 「『ラスト・ボーイスカウト』は、華やかさ、熟練、冷笑、スマート、頽廃、という要素を持ち合わせる、下品な女性嫌悪的なアクションスリラーとは?という疑問に答える、実に見事な実例だ。どう批評するべきだろうか?ネガティブな評価をするのは誠実さに欠ける。なぜなら、この作品は熟練した技巧で作られた見事な映画なのだから」(Roger Ebert.comより抜粋、翻訳は筆者)




 エバートは皮肉交じりの賛辞を送り、「この映画のヒットを確信する」とまで書き添えた。その予想は見事にはずれたが、エバートの審美眼は間違っていなかったと思う。『ラスト・ボーイスカウト』はアメリカ映画史の中で連綿と続く、「バディムービー」という形式の中でも突出した魅力を放つ一本なのだ。



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