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贖罪と希望が観客にもたらすものとは『ショーシャンクの空に』

贖罪と希望が観客にもたらすものとは『ショーシャンクの空に』


※本記事は物語の結末に触れているため、映画をご覧になってから読むことをお勧めします。


 長編デビュー作『キャリー』(74)以来、映画に魅力的な素材を提供し続けて来た作家、スティーヴン・キング。『キャリー』(76年に映画化)を筆頭に、『シャイニング』(80)、『ミザリー』(90)、『IT』(90)、そのリメイク版『IT╱イット“それ”が見えたら、終わり。』(17)と続く作品群により、モダンホラーの旗手と呼ばれ、敬愛されてきたキングだが、一方で、『スタンド・バイ・ミー』(86)や『グリーンマイル』(99)といった非ホラー作品にも根強いファンは多い。同じジャンルに属するのが『ショーシャンクの空に』(94)だ。


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キングとダラボンを結びつけた経緯



 キングが自作の映画化を積極的に応援してきたことはよく知られている。彼の意向を汲み設立された“Dollar Baby“は、学生及び若い映画作家たちにたった1ドルで原作の映画化権を譲渡するというプロジェクト。キング最初の短編集「深夜勤務」(78)からの一編、「312号室の女」を短編映画化した『老婆の部屋』(83)で監督デビューを果たしたフランク・ダラボンは、プロジェクトの恩恵にあずかった1人だ。


 その後、『老婆の部屋』を気に入っていたキングが、中編小説「刑務所のリタ・ヘイワース」(82)の映画化権をダラボンに譲渡したのは、1987年のこと。ダラボンは8週間で脚本を書き上げ、『ショーシャンクの空に(原題:THE SHAWSHANK REDEMPTION~ショーシャンクの贖い~)と改題された作品は、ワーナー傘下のキャッスル・ロック・エンターテインメント製作で始動する。キャッスル・ロックの設立者である監督のロブ・ライナーは、同じキング原作の『スタンド・バイ・ミー』を成功に導いた立役者で、物語の舞台になる町の名前をそのまま社名に使うほど、キング原作とは所縁のある人物。




 そんなこともあり、当初はライナーが監督し、トム・クルーズ(ほかにトム・ハンクス、ケヴィン・コスナー、ニコラス・ケイジ等が候補に)が主人公のアンディを、囚人仲間のレッドをハリソン・フォード(他にクリント・イーストウッド、ポール・ニューマン、ロバートレッドフォード等が候補に)が演じる案もあったが、結局、ダラボン自身が監督することに落ち着き、彼にとって本作が記念すべき長編デビュー作となった。



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