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『サウンド・オブ・ミュージック』を生み出した20世紀フォックスの輝かしい歴史

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『サウンド・オブ・ミュージック』を生み出した20世紀フォックスの輝かしい歴史

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舞台はステージからアルプスに飛んだ



 1959年11月にブロードウェーで初演されて成功を収めたミュージカル版「サウンド・オブ・ミュージック」で、作曲と作詞を務めたリチャード・ロジャースとオスカー・ハマースタイン2世は、映画化に伴い若干のアレンジを施す。主人公のマリアが修道院を出てトラップ一家へと向かう途中で歌う"I Have Confidence"と、マリアとトラップ大佐が互いの恋心を打ち明けるシーンで歌う"Something Good"を新たに付け加えたのだ。前者はオーストリア、ザルツブルクでの野外ロケ効果と、映画ならではの躍動感を増幅させるために、後者はラブロマンスの至福感を観客により体感してもらうために。




 一方、リチャード・D・ザナックもヒッチコックの『北北西に進路を取れ』(59)や『ウエスト・サイド物語』(61)で秀逸な仕事をしていた脚本家のアーネスト・リーマンを呼び寄せ、映画の物語に沿った楽曲の並び替えと、背景となるザルツブルクの絶景を視野にいれた設定の変更に着手する。



 結果、最大のヒットチューンである"ドレミの歌"が、限定された舞台の空間を飛び出し、オーストリア・アルプスの峰々を背景にした、解放感溢れる歌に取って代わる。"ドレミの歌"をきっかけにトラップ家の子供たちが成長していく、劇中最もショーアップされるシークエンスでも、ザルツブルグ・ロケは絶大な効果を発揮。物語と背景が絶妙にリンクしているという点で『サウンド・オブ・ミュージック』を超える作品は未だ登場していない。



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