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『サウンド・オブ・ミュージック』を生み出した20世紀フォックスの輝かしい歴史

『サウンド・オブ・ミュージック』を生み出した20世紀フォックスの輝かしい歴史


 ハリウッドメジャーの一角として映画史に輝かしい足跡を刻んで来た20世紀フォックス。ジョン・フォードの西部劇やマリリン・モンロー主演作、また、『紳士協定』(47)等に代表される社会派ドラマから『スター・ウォーズ』シリーズ(77~)まで、多様なジャンルの名作を世に送り出してきた同社だが、かつて、存亡の危機に陥ったことがあった。主演を務めたエリザベス・テイラーの度重なる病や、セットの作り直し等により、当初の予算を大幅に上回り製作費が4,400万ドルまで膨れ上がった『クレオパトラ』(63)の負債が、スタジオを倒産寸前にまで追い込んだのだ。


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フォックスを救済したザナック親子



 窮地を救ったのはフォックスの創設者であるダリル・F・ザナックだった。1956年に一旦はフォックスを去り、独立プロを設立したザナックだったが、自ら製作しフォックスが配給する予定で進んでいた『史上最大の作戦』(62)の進行状況が芳しくないと知るや、フォックスの経営に復帰。『クレオパトラ』の予算超過を制御できなかった同社社長、スピロス・スコーラスの首を切り、息子のリチャード・D・ザナックを製作責任者に指名して古巣の屋台骨を立て直すことに成功する。


 リチャード・D・ザナックが起死回生の1作として製作に踏み切り、『クレオパトラ』の損失を取り戻したと言われるのが、歴史的ヒット作『サウンド・オブ・ミュージック』(65)である。




 歴史的ヒット作という表現は大袈裟ではない。1965年4月1日に全米公開された同作は、1965年度の国内興収トップを記録した後、1966年11月には『風と共に去りぬ』(39)が実に24年間キープしていた歴代国内興収トップの座を奪取してしまう。最終的な興収額、国内で約1億6,000万ドル、世界で2億8,000万ドル超というのは、インフレ調整後の額に置き換えると、『風と共に去りぬ』『スター・ウォーズ エピソード4╱新たなる希望』(77)に次ぐ歴代3位に位置する。因みに、トップ5の内3本がフォックス作品だ。(※boxoffice mojo 参照



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