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『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』偽名と移動にまつわる物語

TM & (C) 2002 DREAMWORKS L.L.C. ALL RIGHTS RESERVED.(C) 2012 DW Studios L.L.C. All Rights Reserved.

『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』偽名と移動にまつわる物語


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60年代に起きた実際の事件を映画化



 スティーブン・スピルバーグ監督、レオナルド・ディカプリオ主演『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(02)は、1960年代に起こった実際の事件を元にした作品だ。洗練された小切手偽造の技術で「天才詐欺師」と呼ばれた十代の少年、フランク・W・アバグネイル・Jr(レオナルド・ディカプリオ)が主人公となる。映画は、16歳の彼が小切手偽造を始め、やがて逮捕されるまでの数年間を描く。むろん映画用に脚色されてはいるが、このような人物が現実にいたのかと不思議な気持ちにさせられるストーリーである。


 主人公は単に小切手偽造の技術に長けていただけではなく、さまざまな職業へのなりすましを楽しんでいた。航空パイロット、小児科医、あるいは弁護士。あたかもキッザニアで職業を疑似体験する子どもの気軽さで、パイロットや医師になりきる主人公。愛読するコミックの主人公の名前を使ったなりすましは、罪悪感のかけらもない、あっけらかんとした子どもの遊戯として描かれる。



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 就職に必要な免許や証書は、たいてい偽造で調達してしまう。そろそろ潮時だとなれば、また別の土地へ移動し、あらたな人格と名前を手に入れて暮らし始める。映画は、主人公を追うFBI捜査官カール・ハンラティ(トム・ハンクス)との鬼ごっこをユーモラスに描いていく。(作品タイトルを日本語に訳せば「鬼さん、こちら」である)



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