1987年の俳優デビューからすでに30年以上が経っているブラッド・ピット。俳優業の方は言わずもがな、最近では自身の映画製作会社「PLAN B」でのプロデュース業も精力的に行なっており、『ディパーテッド』(06)『それでも夜は明ける』(13)『ムーンライト』(16)ではオスカーも獲得している。また、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(19)では、ついにアカデミー賞助演男優賞を獲得。そんなブラッド・ピットの魅力溢れる出演作をセレクトし、まとめてみた。
Index
ブレイクに導いたキャリア初期の傑作群
『テルマ&ルイーズ』(91)
リドリー・スコット監督作品。アカデミー賞で4部門ノミネート、脚本賞を受賞した佳作。図らずも殺人を犯してしまったテルマ(ジーナ・ディヴィス)とルイーズ(スーザン・サランドン)の逃避行を描く。ブラッド・ピットは、テルマをメロメロにしてしまうイケメンヒッチハイカーのJ.D.役。元々J.D.役はウィリアム・ボールドウィンに決まっていたが、『バックドラフト』(91)出演のため降板、一度オーディションに落ちたブラッド・ピットに配役が回ってきた。
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『リバー・ランズ・スルー・イット』(92)
ロバート・レッドフォード監督作品。1910~20年代のアメリカを舞台にした、父と兄と弟の家族の物語。モンタナ州の雄大な自然とフライ・フィッシングの美しい描写は、アカデミー撮影賞を受賞したほど。若き日のロバート・レッドフォードを彷彿させるブラッド・ピットの爽やかな表情は、若手スターとして大ブレイクのきっかけとなった。
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『セブン』(95)
もはや盟友とも言える、デヴィッド・フィンチャー監督との初タッグ作品。映画やCMなど、後にことごとく模倣されることになるカイル・クーパーの伝説的なタイトルバック、スタイリッシュな映像、ノイジーなサウンド、衝撃のラスト、等々、サイコスリラー映画のブームを作りだした傑作。ブラッド・ピット出世作の一つでもある。
『セブン』について、さらに詳しい記事はこちらから!デヴィッド・フィンチャー『セブン』伝説のタイトルバックには別案があった!?
『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(94)
ニール・ジョーダン監督作品。トム・クルーズ、ブラッド・ピット、アントニオ・バンデラスがヴァンパイアに扮するゴシック・ホラー。ヴァンパイアにインタビューするライターはクリスチャン・スレーターが演じているが、当初はリヴァー・フェニックスが配役されており、本人が亡くなったため、スレーターが代役を務めた。子役時代のキルスティン・ダンストも名演。
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『レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い』(94)
エドワード・ズウィック監督作品。20世紀初頭を舞台にした悲恋の大河ドラマ。弟を失い、妻も恋人も失った主人公をブラッド・ピットが悲しくも力強く演じる。アカデミー賞4部門ノミネート、『リバー・ランズ・スルー・イット』と同じく撮影賞を受賞した。