作品を支えた多くの人々
Q:水中や砂漠、森の中など、様々な場面がありますが、技術面でどのような苦労がありましたか?
ウォルト:あれだけ多様なシチュエーションを作り出すのは本当に難しいし、また完成度の高いものを作り上げることも困難だった。スタッフにとっては、シチュエーションやキャラクターの数が多いのが、大変だったと思う。それに伴って新しい技術も考案しなければならず、時間内に仕上げ、また質の高いものに仕上げるのは困難を極めたね。
Q:仕事の過程の中で、一番楽しかったことは?
ウォルト:様々なアニメーター、ペインター、振付師、ミュージシャン、俳優たちと幅広く仕事ができたことだと思う。いろんな人たちと関わることができたんだ。こういう映画を作るときには、芸術のいろんな分野に関わることができるんだよ。
Q:ドリームワークス・アニメーションの個性を特徴づけるものは何なのでしょう?
ウォルト:やっぱり多様性だと思う。作品のトーンが多様性に富んでいるんだ。型にはまってないんだよ。アーティストたちは、ストーリーに必要だと思うものを作り出してくれる。とても自由に仕事ができるんだ。
Q:録音ブースでの俳優たちとの作業はどうでしたか?録音ブースでの演技の方が、自由を感じるという俳優もいるようですね。
ウォルト:すごく楽しい。俳優たちが、台本の共同著者のような役割を果たすからね。かなり自由にアドリブしてもらうんだ。だから僕は、技師の部屋ではなく、俳優たちと同じ部屋に入る。同じ部屋にいて、いろんなことをやってみるんだよ。僕も一緒に立って、セリフにアドリブを加える。だから、俳優も僕たちと同じくらい、この作品が自分のものだと感じられるんだよ。
Q:最後に、本作の魅力を教えてください。
ウォルト:期待をはるかに超える映画だと思うよ。サイケデリックで、多様性に富んだ奇抜な心温まるミュージカルだよ!
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監督:ウォルト・ドーン
ドリームワークス・アニメーションで最も信頼されるストーリーテラーの1人。2002年にドリームワークス・アニメーションに参加して以来、『シュレック2』(04)、『シャーク・テイル』(04)、『マダガスカル』(05)、『シュレック3』(07)などのヒット作のストーリー制作に携わる。『シュレック フォーエバー』(10)ではストーリー部門代表を務め、主役の声も担当し、声優デビュー。前作映画『トロールズ』(16)では共同監督を務め、クラウド・ガイら多くのキャラクターの声も担当、TVシリーズの「トロールズ ホリデイ」(17)では製作総指揮も務める。子供たちのハートをガッチリ掴む気鋭のアニメーション監督。
構成:CINEMORE編集部
『トロールズ ミュージック★パワー』
10月2日(金)より全国ロードショー
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