『シュレック』(01)や『マダガスカル』(05)、最近では『ボス・ベイビー』(17)などのヒット作を手がけてきたドリームワークス・アニメーション。同じく彼らが手がけた最新作が登場!その名も『トロールズ ミュージック★パワー』が10月2日より全国公開される。前作に続き監督とキャラクターの声を務めた、ウォルト・ドーン氏に話を伺った。
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アイディアが止まらなかった
Q:『トロールズ ミュージック★パワー』はどのように生まれたのですか?前作『トロールズ』(16・日本未公開)のアメリカ公開前にはすでに本作の構想があったようですが。
ウォルト:そうなんだ。僕たちは、前作の撮影中に本作を手がけ始めていた。脚本家たちやプロデューサーと共に構想を練って、製作会社に売り込んでいたんだよ。本作の脚本の最初の承認の前に、前作が公開されたんだ。
Q:本作では、ポップ村のトロールたちが世界がもっと広いことを知って、物語がさらに大きく展開していくんですよね?
ウォルト:その通り。僕たちにとってはそれが非常に重要な要素だったんだ。2作目を作るときは、世界をもっと大きくしなければならない。キャラクターも拡張していくんだ。だから、もっと多くのキャラクターが登場する、もっと広い世界が展開するようなストーリーが欲しかった。
Q:主人公であるポピーとブランチは、どんな関係で、どんな冒険に繰り出すのですか?
ウォルト:物語は、ポピーがポップ村の女王になって新しい責任を与えられたところから始まる。ブランチは、前作で愛という感情を体験したわけだから、今度はその感情をどうするのかという期待が生まれる。そして、ポピーに対して特別な感情を抱いているということが明らかになるんだよ。
Q:本作では、どんな新しい部族やキャラクターが登場するのですか?
ウォルト:いろんなキャラクターや部族がたくさん登場するよ。音楽のジャンルと結びついた部族がいろいろ登場するんだ。ポップ族、ロック族、ファンク族、クラシック族、カントリー族、テクノ族、ヒップホップ族とかね。まだまだあるんだよ。
Q:そういった想像を超える世界を創り上げるのは、どんな体験でしたか?
ウォルト:簡単ではなかったよ。技術的な面でとても難しかった。でもワクワクするような体験だった。スタッフチームのアーティストたちにとっては、技術の限界にチャレンジして、可能性を押し広げることが楽しかったんだと思う。