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『かそけきサンカヨウ』今泉力哉監督 脚本が全てではなく現場で起こることを優先する【Director’s Interview Vol.150】

『かそけきサンカヨウ』今泉力哉監督 脚本が全てではなく現場で起こることを優先する【Director’s Interview Vol.150】

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助けられたゲイリー芦屋の音楽



Q:ゲイリー芦屋さんの音楽もとても良かったです。映画全体が静謐だから音楽がより響いて来るのか、音楽の頻度や音響なども含めて、これまでの作品のアプローチと違うのではないかと思うくらい、すごく印象的でした。


今泉:どういう音楽にするか、打合せはしていますが、基本的にはゲイリーさんのセンスで作っていただいています。ゲイリーさんって、その作品に一番合うベストを作ってくださるのはもちろんですが、自分と一緒にやった今までの映画や、前後に公開された映画のことなども考えて作ってくださるんです。この作品の一つ前に作った『あの頃。』で、長谷川白紙さんが作った曲も聞いていただきながら、それとは全然違う方向で作ってくれました。


 『かそけきサンカヨウ』© 2020 映画「かそけきサンカヨウ」製作委員会


また、今おっしゃっていただいたように、映画全体に漂う静謐さに合うように作ってくださっていて、音楽にめちゃめちゃ助けられているシーンもいっぱいあるんです。実のお母さんに会いに行くシーンなんてまさにそうですね。こっちからリクエストしているわけではないのに、バッチリの音楽をつけてくれる。ゲイリーさんには見えているんでしょうね。感動の方向に持って行くわけじゃないけど、あったかさはすごく担保してくれる。今回はそれにすごく助けられましたね。



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監督・脚本:今泉力哉

1981年2月1日生まれ、福島県出身。2010年『たまの映画』で商業監督デビュー。2013年『こっぴどい猫』でトランシルヴァニア国際映画祭最優秀監督賞受賞。2019年『愛がなんだ』が公開され、大ヒットを記録。その他の主な作品に『サッドティー』(14)、『退屈な日々にさようならを』(17)、『アイネクライネナハトムジーク』(19)、『mellow』(20)、『his』(20)など。金曜ナイトドラマ「時効警察はじめました」やWOWOW「有村架純の撮休」にも演出として参加するなど精力的に活動している。2021年も『あの頃。』と『街の上で』を立て続けに公開。最新作は城定秀夫監督が脚本を手がけた『猫は逃げた』(22年公開予定)。



取材・文: 香田史生

CINEMOREの編集部員兼ライター。映画のめざめは『グーニーズ』と『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』。最近のお気に入りは、黒澤明や小津安二郎など4Kデジタルリマスターのクラシック作品。


撮影:青木一成




『かそけきサンカヨウ』

10月15日(金)よりテアトル新宿ほか全国ロードショー  

配給:イオンエンターテイメント

© 2020 映画「かそけきサンカヨウ」製作委員会

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