1. CINEMORE(シネモア)
  2. Director‘s Interview
  3. 『ミンナのウタ』清水崇監督 サプライズよりもスケアリーを【Director’s Interview Vol.341】
『ミンナのウタ』清水崇監督 サプライズよりもスケアリーを【Director’s Interview Vol.341】

『ミンナのウタ』清水崇監督 サプライズよりもスケアリーを【Director’s Interview Vol.341】

PAGES


本人役でキャラクターを作る



Q:大前提としてホラーという要素を入れなくてはいけませんが、その難しさもあったのではないでしょうか。


清水:とはいえメンバーが何人もいるので、「よし、じゃあ次は誰に何をさせよう、どんな目にあわせてやろう」という感じもあり、やりやすかったです(笑)。


Q:大勢いるGENERATIONSのみなさんを、それぞれどのように役付けされたのでしょうか。


清水:メンバーと初顔合わせの段階で、皆さんが個々に言っていることやリアクション、お互いの呼び方などを聞いていると、現実のままやった方が面白そうだなと。各々お芝居の経験も違いますし、ホラーが好き、たまに見る、苦手、大嫌い、など、そこも全然違う。僕があれこれ一からキャラを作るより、今の皆さんをそのまま出してもらえた方がいいなと。本人役はやりづらいでしょうが、そういう形でやらせてもらえたらとお願いしました。



『ミンナのウタ』©2023「ミンナのウタ」製作委員会


例えば、リーダーは亜嵐くんですが、「休憩しようか」と言いだすのは佐野くんだったりと、そういう普段のことを聞きつつ、脚本は都度書き変えていきました。現場でも「自分はこんな言い方しない」と思ったら遠慮なく言ってくれと伝えていました。


Q:物語上、霊感がある役は中務さんになっています。


清水:中務くんは、劇中ほどのはっきりした霊感を持っているわけではありませんが、不思議キャラで時々妙なことを言うらしく、じゃあ中務くんに霊感のある役をお願いしようと。あとはメンディーさんが一番怖がりだとも聞いたので、そのまま活かせるように書き直しました(笑)。




PAGES

この記事をシェア

メールマガジン登録
  1. CINEMORE(シネモア)
  2. Director‘s Interview
  3. 『ミンナのウタ』清水崇監督 サプライズよりもスケアリーを【Director’s Interview Vol.341】