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『スキャナー・ダークリー』を、R・リンクレイターがアニメーションで作った理由とは

『スキャナー・ダークリー』を、R・リンクレイターがアニメーションで作った理由とは

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ぼんやりした奴を捜査する『スキャナー・ダークリー』



 『スキャナー・ダークリー』はディックによる同名小説(旧題「暗闇のスキャナー」)を原作としたアニメーション映画だ。


 (特に指定されていない日から)7年後。電話やメールなどの通信手段は全て警察により監視されている世界。「物質D」と呼ばれるドラッグが蔓延し、多くの人々を中毒に陥れている。


 麻薬捜査官のアークターは「物質D」の販路を突き止めるため、ドラッグ中毒者のたむろする家に入り込み、疑われないように自らもドラッグを使用しながら潜入捜査をしていた。そんな中、捜査局に呼び出されたアークターは「ドラッグ中毒者のたむろする家に出入りするアークター」の監視を命じられてしまう。



 潜入捜査官は捜査局に出入りする際に、局内の人間にも身元が解らないよう、150万人の人物がランダムに映される特殊なスーツ「スクランブル・スーツ」を着用しており、捜査局は「アークター」の監視を頼んだ相手が「アークター」自身であることを知らない。アークターも身元を明かすワケにはいかず、結局自分自身の監視をするハメになる。しかも、ドラッグで虚構と現実の境が曖昧とした意識のままで。


 と、ディックらしいテーマの物語になっている。そしてこの映画化では、このテーマに合わせた表現技法が取られている。



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