2024.05.13
※本記事は物語の結末に触れているため、映画をご覧になってから読むことをお勧めします。
『ベスト・フレンズ・ウェディング』あらすじ
料理評論家として活躍するジュリアンは、大学時代の恋人で、別れたあと親友となったマイケルと、28歳になっても独身なら結婚をしようと約束していた。そして28歳の誕生日が間近に迫るなか、ジュリアンのもとにマイケルから電話がかかってきた。だが期待に反し、彼の電話の内容は「今度の日曜日に結婚するから、君に来てほしい」というもの。慌てて結婚式の準備に駆けつけたジュリアンは、マイケルの結婚相手である20歳のキムと対面。未練たっぷりのジュリアンは、結婚式の妨害計画を決意するが……。
Index
ジュリア・ロバーツ主演のラブコメディ
大好きな親友は、結婚を祝福するふりをして、実は密かに妨害を企てていた。親友の結婚式とその破壊計画をコミカルに描いた『ベスト・フレンズ・ウェディング』(97)は、『プリティ・ウーマン』(90)で大スターの仲間入りを果たしたジュリア・ロバーツの、久々の王道ロマコメ復帰作だった。監督は、トニ・コレット主演の『ミュリエルの結婚』(94)で注目されたオーストラリア出身のP・J・ホーガン。『レインマン』(バリー・レヴィンソン、88)、『ジョイ・ラック・クラブ』(ウェイン・ワン、93)などを手がけたベテランのロナルド・バスが脚本を担当した。
『ベスト・フレンズ・ウェディング』予告
大学時代、一夏の恋を過ごしたあと、ジュリアン(ジュリア・ロバーツ)とマイケル(ダーモット・マローニー)は長年親友関係を続けてきた。何度も一緒に旅行へ行き、相手が困っていたらすぐに駆けつける。もちろん恋愛相談にも乗ってあげる。6年前には、「28歳でお互いに独身だったら結婚をしよう」と約束をした。ところが、もうすぐ28歳になろうというある日、マイケルは知り合って間もない相手と結婚を決めたという。
ショックを受けたジュリアンは、慌ててニューヨークから結婚式が行われるシカゴへと向かう。スポーツライターのマイケルが結婚相手に選んだのは、球団とテレビ局のオーナーを父に持つ大学生キンバリー、通称キム(キャメロン・ディアス)。ジュリアンはここにきてようやく本心に気づく。本当は、自分もずっとマイケルを愛していた。それを、親友という言葉で隠していただけだったのだ。花嫁の付添人を頼まれたジュリアンは、立場を利用して結婚式をぶち壊そうと決意。こうして、元カレ奪還計画が幕を開ける。