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『ミザリー』原作者スティーヴン・キングも大絶賛!サイコスリラーの傑作

(c)Photofest / Getty Images

『ミザリー』原作者スティーヴン・キングも大絶賛!サイコスリラーの傑作

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『ミザリー』あらすじ

ロマンス小説「ミザリー」シリーズで売れっ子となった作家ポール・シェルダンは、吹雪の中で自動車事故に遭い、瀕死の重傷を負う。彼を助け出したのは、アニーという元看護師で、「ミザリー」シリーズの熱狂的なファンだった。ポールは脚を複雑骨折して身動きが取れなかったが、豪雪で電話が通じなくなり、救急車を呼ぶことができないという。仕方なくポールはアニーの家で、彼女の看病を受けながら過ごすことになるのだが、段々とアニーの異常性が露わになっていく…。


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小説が60本近く映画化、モダンホラーの鬼才



 モダンホラーの鬼才と呼ばれ、半世紀にわたって第一線で活躍を続けている人気作家スティーヴン・キング。2026年は、そんな彼の原作に基づく映画が相次いで日本公開される。すでに公開済みの『ランニング・マン』(25)を皮切りに、5月にはファンタジー『サンキュー、チャック』(24)、6月には初期作品「死のロングウォーク」に基づくスリラー『ロングウォーク』(25)が登場。またアメリカでは、ブライアン・デ・パルマ監督が映画化した『キャリー』のTVシリーズ版が発表される予定。映像作品の方面で、これから頻繁に話題に上ることは間違いない。


 実際、キングの小説の映像化は多く、長編映画に限ればリメイクを含めて約60本におよぶ。その中で、キング自身が傑作レベルのお気に入りとして挙げているのが、『スタンド・バイ・ミー』(86)と『ショーシャンクの空に』(94)、『グリーンマイル』(99)、そして本稿で取り上げる『ミザリー』(90)だ。最初の3本は、原作自体が非ホラーという共通点があり、感動的な要素も含まれている。そんな中で、恐ろしいサイコスリラーとして評価を確立した『ミザリー』は異質だ。そんな本作の魅力を、製作の舞台裏とともに改めて振り返ってみたい。



『ミザリー』(c)Photofest / Getty Images


 小説「ミザリー」は1987年に発表された長編。この頃のキングはすでに大ベストセラー作家で、ハリウッドでは発刊前のゲラの段階から映画化権の争奪戦が繰り広げられるほどの売れっ子だった。ところが、意外なことに「ミザリー」は発刊し、ベストセラーとなったものの、すぐには映画化権が買い取られていなかった。理由はいろいろ考えられる。キングの思い入れの強い小説であったこと。物語の4分の3話ほどは密室を舞台にしているため、動きの少ない、つまり地味な話だったのでハリウッドも敬遠したこと。その映画化に名乗りを上げたのが、『スタンド・バイ・ミー』でキングの信頼を勝ち得ていたロブ・ライナーだ。キングはライナー自身が監督することを条件に、映画化に同意する。





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