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世界で活躍する映画監督・深田晃司、監督作15作品を本人が一挙解説!

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世界で活躍する映画監督・深田晃司、監督作15作品を本人が一挙解説!

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『ジェファソンの東』TV初・未ソフト化 2018年 / 21分 / 日本




(C)深田晃司映画まつり


脚本・監督・撮影・編集:深田晃司

出演:荻野友里、河村竜也、近藤強


2018年に東京で特集上映が開催された際、特集上映のプロデューサーの方からの「過去作だけだとパンチが(以下略)。


なかなかアイディアが思いつかず、23歳ころに書きかけたままだった、生き別れた兄と妹がラブホテルで再会するという脚本を引っ張り出すことにした。が、過去のファイルをいくら探しても当の脚本が見つからず、結局記憶にある設定だけを残して一から書き直すことに。青年団の慣れ親しんだ俳優を集め、茨城にあるラブホテルで撮影は1日で行われた。回転ベッドの回転が想像していたよりずっと遅かったものの、逆に生かせたのではないかと思う。久しぶりに撮影も自分で担当。短編ながら、血縁の不思議を問いかける内容になっていてお気に入りです。




『よこがお』 2018年 / 111分 / 日本・フランス




(C)2019 YOKOGAO FILM PARTNERS & COMME DES CINEMAS


監督・脚本:深田晃司

出演:筒井真理子・市川実日子・池松壮亮・吹越満・大方斐紗子・川隅奈保子


淵に立つ』のプロデューサーとともに、筒井真理子さんを主演に映画が作りたいという思いからスタートした作品。脚本を書き出す前に、概要だけで筒井真理子さんからは出演をOKしてもらえたので、完全に俳優に当て書きとなっている。


筒井真理子さんに出演してもらえることが前提なら、そうとう難しい役でも自由に書くことができるので、脚本執筆は楽しかった。できる限りの準備をしてきてカメラの前では無になる筒井さんの演技の凄みに、改めてぞっとした作品。物語の構成にはミラン・クンデラの小説『冗談』の影響を強く受けています。


市川実日子さんと筒井さんのアンサンブルも最高で好きなシーンだらけです。


もっと詳しく!:人と人との結びつきよりも、ディスコミュニケーション、つまり「溝」の方への関心が強いんです。『よこがお』深田晃司監督【Director’s Interview Vol.35】




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