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映画に学ぶメンズファッション。着こなしセンスを上げる映画5選!

映画に学ぶメンズファッション。着こなしセンスを上げる映画5選!

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ネルシャツ『SOMEWHERE』





   巨匠フランシス・フォード・コッポラの娘であるソフィア・コッポラが、自身の孤独なスタジオキッズ時代に想いを馳せつつ作ったのが『SOMEWHERE』(10)。前作『マリー・アントワネット』(06)で、装飾美をほぼ限界まで極めたコッポラは、『SOMEWHERE』ではよりミニマムでプライベートな世界にフォーカス。ハリウッドセレブ御用達のホテル、シャトー・マーモントを常宿にし、ソフィアの父親フランシスを連想させる主人公マルコを演じるのは、スティーヴン・ドーフ。ソフィアは脚本執筆中からドーフをイメージしていたという。また、エル・ファニング扮する娘のクレオは、同じくスタジオキッズだったコッポラの友達がモデルだという。


 注目すべきは、マルコがセレブとは程遠いカジュアルなスタイルで通している点。それもソフィアの狙いらしく、アクネやAPCから日本のデニムブランドまで、計150足のジーンズをドーフのために用意したとか。さすがに日本通のソフィアらしい。ドーフは結局、その中からリーバイスのヴィンテージをチョイス。そして、彼が頻繁に羽織っているのはチェックのフランネルシャツ、略してネルチャツだ。


 1970年代に、ファッションアイテムとして広く知られるようになったネルシャツは、元々はアウトドアやワークアイテムとして重宝されてきた生地の一つ。今では合成繊維が混じった薄手の物も人気で、ドーフが劇中で着ているのは薄手のタイプ。白いTシャツの上にネルシャツを羽織り、リーバイスのブルージーンズにブーツを履いたまま、ホテルのベッドに横たわるマルコ。彼のぎりぎりまで極まったアンニュイ感は半端ない。それは、少女が垣間見た、ショービズ界を支配する空気感の象徴でもある。


 実はスティーヴン・ドーフは私生活でもヴィンテージジーンズとTシャツを愛し、公式な場でも上下デニムで通す根っからのカジュアル派。だからか、劇中に登場する服は全部私物に見える。そういう意味でもマルコ役は適役だったかも知れない。





メタルフックでとめる、シワ加工のフックシャツ。熟練の職人によって一枚一枚手絞りで製作。カジュアル過ぎず様々なシーンで活躍してくれる。

junhashimoto CHECK HOOK SHIRTS





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